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学校事務というと、教員が仕事をしていると思っている方が多いのではないでしょうか。皆さんも子供の頃、学校事務の方を「先生」と呼んでいませんでしたか。公立小・中学校の事務職員は、教員と一緒に職員室で仕事をし、物品購入、施設管理、文書の受付発送、各種証明書の交付、職員の休暇・給与、児童生徒の転出入、教科書発注などの様々な業務を行っています。学校運営の一翼を担う、学校事務のスペシャリストとしての役割を担っています。
学校にいる職員のほとんどが教員という中で、事務職員は唯一の行政職であり、学校運営において重要な総務・財務などの専門的な役割を担っています。
毎日の掃除や運動会など、学校行事を含め、日々の様々な場面で子供たちや教員と一緒に活動するので、子供たちがいま何を望んでいるのか、何をしたら教員が教育に専念できるかなどを把握し、それをもとに実態に合わせた環境整備を行うことができます。予算等の制約はありますが、学校に関わる一人一人の立場に立って仕事ができるので、大きなやりがいを感じることができます。
主な配属先
県内公立小・中学校に原則1名が配置されています。規模により複数名配置の学校もあります。
異動について
公立小・中学校の事務職員は、概ね5年程度で異動があります。自分が住んでいる市町村とその近隣の市町村にある学校への異動がほとんどですが、一度は遠隔地の学校への異動があります。