花粉症ポータルサイト > 花粉症の基礎知識 > 花粉症の原因となる植物
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カモガヤ
花期:6月~7月
生育場所:路傍、休閑地
背丈:80~100cm
ギョウギシバ
花期:6月~8月
生育場所:路傍、芝生等
背丈:15~30cm
スズメノテッポウ
花期:5月~6月
生育場所:水田、休耕水田
背丈:20~30cm
セイバンモロコシ
花期:8月~10月
生育場所:道端、堤防等
背丈:100~150cm
スズメノカタビラ
花期:4月~10月
生育場所:路傍、人家の周辺等
背丈:5~30cm
ナガハグサ
花期:5月
生育場所:道端、あぜ、休閑地
背丈:30~80cm
アシ(ヨシ)
花期:8月~9月
生育場所:低層湿地、浅い湖沼
背丈:100~300cm
コヌカグサ
花期:7月
生育場所:道端、あぜ、休閑地
背丈:50~90cm
オオブタクサ
花期:8月~9月
生育場所:河川敷等
背丈:3m
春に飛散するスギやヒノキの花粉飛散数は前年夏(特に7月上旬から8月中旬)の気象条件が大きく影響します。日照時間が長く、気温が高い夏の翌年は、花粉飛散数が多くなる傾向があります。逆に冷夏や長雨の場合は翌年の花粉飛散数が減少します。
花粉を放出するのは雄花です。雄花は7月頃から形成され始め、11月までには雄花の中に花粉が大量に作られます。寒くなり日が短くなると、いったん活動を休止する休眠状態に入りますが、さらなる冬の寒さの刺激に一定期間さらされることで休眠から覚め、開花に向けて準備を始めます。年を越して暖かくなり始めると、雄花は開花して一斉に花粉が飛び始めます。1月からの気温が高い暖冬であれば早めに花粉が飛散し、年を明けてもなかなか暖かくならない寒冬の場合は飛散開始が遅くなります。
山梨県では、例年2月中旬頃からスギ花粉の本格的な飛散が始まります。ヒノキ花粉は、スギ花粉より1ヶ月程遅れて飛散し始めます。
スギ・ヒノキ花粉は軽いため、風に乗り遠くからも運ばれてきます。数100キロメートル以上離れた場所から飛んでくることもあるといわれています。
イネ科やブタクサなどの草本花粉は、スギ・ヒノキ花粉のように遠くへは飛散せず、飛散距離は短いといわれています。飛散距離は一般的には数十メートル、遠くに飛散したとしても数百メートルといわれています。このため生育している付近に多くの花粉が飛んでいます。これら草本植物の開花時期を確認し、その開花時期には、植物が生えている場所、特に空き地や河川敷などには近づかないようにすることが重要です。
花粉は、植物の種類ごとに様々な大きさや形をしています。花粉は非常に小さいため、観測には顕微鏡を使い、色を付けて(染色)判別します。
スギ花粉
大きさは直径約30~40μmの球形。パピラという小突起が特徴で見る方向により形が違う。
ヒノキ花粉
大きさは直径約28~45μmの球形。中心に星のような形が見えることが多い。
イネ科花粉
大きさは直径約20~100μmの球形。口蓋という小さい丸い形の蓋が特徴。
ブタクサ属花粉
大きさは直径約20μmの球形。金平糖状で突起が表面を覆う。
*1μmは、1mmの1,000分の1の大きさです
*写真は染色しているため青色ですが、実際は無色~黄色に見えます