ページID:71833更新日:2017年5月22日

ここから本文です。

まいぶん用語集_な行_二重口縁壺(にじゅうこうえんつぼ)

索引

あ行

か行

さ行

た行

な行

は行

ま行

や行

ら行

わ行

口縁部が二重の段(いったん直角に屈曲し、さらに大きく外側に開いた状態)になった形態の壺を二重口縁壺といいます。米倉山B遺跡から出土した二重口縁壺は古墳時代前期のものですが、底部の孔(あな:写真2)は、土器を焼く前の成形の工程の中であけられたものです。つまり、この壺は日常の容器としての土器ではなく、はじめからお墓で使用することを目的として作られたもので、その意味では古墳の「埴輪」に通じるものがあります。

 

二重口縁壺1

写真1:米倉山B遺跡(甲府市下向山町)から出土した二重口縁壺

 

二重口縁壺2

写真2:孔のあけられた底部

関連遺跡トピックス→No.0309

用語集トップに戻る山梨県埋蔵文化財センタートップに戻る

このページに関するお問い合わせ先

山梨県観光文化・スポーツ部埋蔵文化財センター 
住所:〒400-1508 甲府市下曽根町923
電話番号:055(266)3016   ファクス番号:055(266)3882

このページを見た人はこんなページも見ています

県の取り組み

pagetop