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ページID:71833更新日:2017年5月22日
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索引
あ行か行さ行た行な行は行ま行や行ら行わ行 |
口縁部が二重の段(いったん直角に屈曲し、さらに大きく外側に開いた状態)になった形態の壺を二重口縁壺といいます。米倉山B遺跡から出土した二重口縁壺は古墳時代前期のものですが、底部の孔(あな:写真2)は、土器を焼く前の成形の工程の中であけられたものです。つまり、この壺は日常の容器としての土器ではなく、はじめからお墓で使用することを目的として作られたもので、その意味では古墳の「埴輪」に通じるものがあります。
写真1:米倉山B遺跡(甲府市下向山町)から出土した二重口縁壺
写真2:孔のあけられた底部 関連遺跡トピックス→No.0309 |