トップ > 組織案内 > 観光文化・スポーツ部 > 山梨県埋蔵文化財センター > まいぶん用語集 > まいぶん用語集_た行 > まいぶん用語集_手焙形土器
ページID:71728更新日:2017年5月30日
ここから本文です。
索引
あ行か行さ行た行な行は行ま行や行ら行わ行 |
鉢の上部に覆いをかぶせたような形をしていてその形が、炭を入れて手をあぶるために使われる「手炙・手焙(てあぶり)」と呼ばれる小型の火鉢に似ていることから手焙形土器と名前がつけられました。 弥生時代後期から古墳時代前期に出現する土器で、火鉢のように土器の中に炭を入れたり、火をともしたりといった使用方法が想定されますが、遺跡から出土する手焙形土器には、内側に煤(すす)が付くなどの炭や火を使用した痕跡が見られないので、実際にどのような使われ方をしたのかはわかっていませんが、祭祀具ではないかと考えられています。
村前東A遺跡(南アルプス市十五所十日市場)から出土した手焙形土器
関連遺跡トピックス→No.0241 |