トップ > 組織案内 > 県教育委員会の組織(課室等) > 埋蔵文化財センター_遺跡トピックスNo.0230身洗沢遺跡
ページID:29500更新日:2017年5月30日
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身洗沢遺跡は笛吹市八代町に所在し、県道石橋(いしばし)・石和線建設に先だって調査されました。 本遺跡は、甲府盆地の南縁にあって、扇状地(せんじょうち)が発達した地域にあります。調査によって、弥生時代から古墳時代にかけての遺跡であるということが分かりました。中でも、水田跡や木製の農耕具が多数発見されたことで有名です。 所在地:笛吹市八代町南字身洗沢 遺跡の時期:弥生時代後期~古墳時代前期 発見された遺構:弥生時代後期の竪穴住居跡2軒、水田跡、古墳時代の竪状遺構1基ほか 調査機関:山梨県教育委員会 プラント・オパールとはススキの葉っぱで、手をスパッと切ってしまった経験はありませんか?肉眼で見ることはできませんが、ススキも含めてイネ科の植物の葉っぱにはガラス質の細胞を作り出す働きがあり、このガラス質の細胞によって手が切れてしまうのです。この細胞は植物学の世界では、珪酸体(けいさんたい)と呼ばれており、葉っぱが枯れてしまってもなくなることはなく、土の中に残ります。これがプラント・オパールです。 遺跡の土の中から見つかったプラント・オパールの種類を分析することによって、その遺跡で生活していた人々がどのような植物を育てていたのかを知ることができます。また、遺跡の周りにはどんな植物があったのかということが分かることによって、当時の気温などさまざまなことが分かりようになります。 身洗沢遺跡のプラント・オパール身洗沢遺跡で確認されたプラント・オパールは、写真のようにイチョウの葉っぱのような形をしています。このような形は、イネのプラント・オパールに見られるもので、ここに住んでいた人々が、田んぼでイネを育て、お米を食べていたことを物語っています。また、そのことを裏付けるように弥生時代の田んぼの跡や木製の農耕具が発見されました。 エブリの出土状況 クワの出土状況(こちらは現在貸し出し用として復元されております) 弥生時代後期の水田遺構
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