トップ > 組織案内 > 県教育委員会の組織(課室等) > 遺跡トピックNo.0276二本柳遺跡(にほんやなぎいせき)-火きり臼(ひきりうす)-
ページID:33144更新日:2017年6月21日
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二本柳遺跡はどこにあるの?白い点線で示した箇所は現在の中部横断自動車道 二本柳遺跡は、旧若草町(南アルプス市)十日市場二本柳地内にあります。現在は中部横断自動車道が走り、当時のようすとはだいぶ変わってしまいました。 火きり臼が発掘された場所はどんな所?出土した火きり臼現場のようす 「火きり臼」(ひきりうす)は、遺跡内の水田跡(平安~鎌倉時代【約1200~650年前】)が発見された地層から出てきました。発掘現場は穴を掘ると水がしみだし、泥だらけになりながら調査したそうです。遺跡からは、木で作られた当時の物がたくさんみつかりました。湿地帯なので、木は泥でパックされたような状態となり、そのおかげで腐らず残りました。 火きり臼って何の道具?出土した火きり臼の図 図の火きり臼の矢印の部分には小さな「くぼみ」があります。このくぼみによく乾燥した木の棒(ウツギ、ヤマアジサイ、シノダケなど)をはめ、回転させて摩擦をおこし火種をつくることができます。 「火きり臼」とは火を起こすための道具なのです。 火おこし体験〈もみぎり〉火おこし体験〈ゆみぎり〉 写真は、埋蔵文化財センターの出前支援事業で「火起こし体験」をしている様子です。 火起こしはいくつかの方法があり、当センターでは写真の方法以外にひもぎり、まいぎり、火打ち石と全部で5種類を体験できます。これらの方法でまず火種をつくり、それを麻などの植物繊維にうつして火を起こします。 実際に体験してみると、なかなか難しい! コツが必要ですし、道具の良し悪しにもかなり左右されます。でも、上手にできると火を起こすまで1分もかかりません。 人は自ら火を起こす技術を身につけてから、利用する道具もいろいろ工夫を重ねていったのでしょう。 今の時代、火の利用は当たり前のことで、そのありがたさを感じる環境がなくなりつつあります。この機会に、火がついたときの感動を体験してみませんか! 体験型学習のお手伝いを行っています!
くわしくはコチラ ご希望にあわせ、さまざまなプログラムを組み合わせることが出来ます!
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