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ページID:61164更新日:2017年5月15日
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古墳の概要経塚古墳は御坂山塊を源とし、笛吹川に急勾配をもって下る金川の右岸、標高約348mに位置し約38haの広さを持つ「金川の森」の中に現地復元されています。近くには有名な甲斐国分寺・国分尼寺跡をはじめとして金川原古墳群や四ツ塚古墳群などが点在しています。 所在地:笛吹市国分字経塚1133 時代:古墳時代 報告書:山梨県埋蔵文化財センター調査報告書第109集『山梨県指定史跡経塚古墳』1995.7 調査機関:山梨県教育委員会・山梨県埋蔵文化財センター 調査中の経塚古墳 八角形の意味発掘当時の約20年前までは、八角形墳は舒明、斉明、天智、天武・持統、文武などの天皇陵があげられ、近畿地方を中心とした西日本特有のものとされていました。しかし、稲荷塚古墳(東京都多摩市)や三津屋古墳(群馬県吉岡町)など東日本で相次いで発見され始められるようになります。このことは、従来より考えられていた近畿地方中心といった考古学の常識に一石を投じ静かな波紋が広がる結果となりました。 基底部の石だけを残した状態 平面形から見ると一般的な円墳や方墳から変化したものと想像されがちですが、実はもう少し奥が深いようです。単なる墳形の変化ではなく「仏教思想」説と「中国政治思想」説からなるふたつの仮説が立てられています。
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