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薬物乱用防止のために
最近、街や学校・インターネット上などで見たり聞いたりする薬物のウワサ。良いイメージのものもありますが、それは全部ウソ!間違いです。正しい知識を身につけて、薬物には絶対に手を出さないようにしましょう。
薬物の種類はたくさんあり、同じものでも呼び方(俗名)は数限りなくあります。さらに粉末、液状、錠剤など、形状も様々で規制薬物と気がつかずに乱用してしまう場合もあります。
薬物でダイエットしたり、集中力をアップさせようとしても、依存症などによって必ず健康を害します。「かっこいい」「良い気持ちになれる」などは、すべて間違いです。
薬物乱用によって脳の正常な発達は止まり突然泣きわめいたり笑い出したり怒ったり精神状態が不安定になります。また、幻覚が現れ、気が変になるケースもあります。
薬物による中毒には、大きく分けて2種類あります。一度の大量の薬物を乱用したときに起こるのが急性中毒で、死亡するケースもあります。慢性中毒は何度か乱用することで脳や内臓を壊し、体力が低下して伝染病や寄生虫による病気にかかったりします。
薬物が切れると再び薬物が欲しいと、激しく思うようになります。これが依存症です。そのために薬物にいったん手を出すと、自分の意志だけでやめるのが難しくなります。
薬物の乱用、所持などは法律によって厳しく禁止されています。また薬物を乱用して精神が不安定になったり依存症になることで、大切な家族や友人に迷惑をかけます。さらに犯罪など社会に様々な悪影響を及ぼすのです。
覚醒剤・麻薬・大麻などの薬物は、乱用後の幻覚による行動や入手するための行為が犯罪に結びつくことが多く、法律により厳しく取締まられています。乱用だけでなく、誰かに渡したり所持することも違法です。
薬物取締法令に触れず、気持ち良くなったり性的快感が高まるといって、売られている薬があります。これは、いわゆる脱法ドラックで薬理作用が規制薬物に近いものもあり実際には成分中に規制薬物が含まれているものもあります。また、何が入っているかわからないものもありますので、安易に乱用すると非常に危険です。
中高生の薬物乱用者の中には、仲間からの甘い言葉を断り切れず始めてしまった人がたくさんいます。最近では、路上などで軽いノリで声を掛けてきたり携帯電話やインターネットを利用しての密売が見られます。
ハッキリ「NO!」と言う勇気を持ちましょう