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「一回だけなら大丈夫。」「いつでもやめられる。」「自分だけは大丈夫。」「友達から誘われた。」こんな甘い考えこそ危険です。
覚せい剤や危険ドラッグなどの薬物は、一時の好奇心や遊びのつもりで使用すると、やめられなくなり、一種の精神病の状態となって人間としての生活を営むことができなくなる恐れがあります。
などといった症状が現れるほか、「危険ドラッグ」はたった1回の使用で、一時的な高揚感は得られるものの、その感覚が忘れられず、薬がないと不安という「精神依存」と薬の禁断症状である「身体依存」から薬が欲しいという欲求が強くなり「依存状態」に陥ります。
また、繰り返し使用することで、薬物の効果が薄れ、同じ量では効かなくなる「耐性」という現象が現れます。薬物乱用によって破壊された脳の回路は元には戻りません。
乱用をやめ、治療をして、表面上は普通の生活に戻ったように見えても、些細なストレスや飲酒等で幻覚や妄想が再燃することがあり、これをフラッシュバックといいます。
薬物乱用による害は一生続きます。また、依存状態から抜け出すことは困難です。
一度しかない人生です。人生を棒に振るほどの価値は薬物にはありません。
自分や家庭を大切にするため、「危険ドラッグ」等の薬物は使用しないこと、誘われてもキッパリと断るようにしましょう。