トップ > 組織案内 > 知事政策局 > 政策企画グループ > 山梨県総合計画の策定について > 2040年への手紙~山梨県総合計画の目指す未来~
ページID:93791更新日:2020年4月7日
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2020年の春、15歳の4人が、20年後の自分に手紙を書きました。
2040年、果たしてどんな未来が待っているでしょうか?
1.表紙・プロローグ(PDF:3,731KB)
2.エピソード1:データがつくる(PDF:3,667KB)
3.エピソード2:森を守り、森を活かす(PDF:3,669KB)
4.エピソード3:世界とつながる世界に羽ばたく(PDF:3,495KB)
5.エピソード4:女性の活躍を支える(PDF:3,422KB)
6.エピローグ・人口・裏表紙(PDF:4,308KB)
各エピソードにあるコラムを解説します。
20年後のケンタは、様々なデータや技術を活用しながら、農業経営をしています。
キーワード | 20年後の姿 | 県の方向性(総合計画本編より) |
データ駆動型社会 | 社会経済のあらゆる分野で、データの収集、分析により、新たな付加価値を生み出しています。 | 本県の基幹産業である機械電子産業の優れた技術の蓄積を生かしながら、新たな技術等を取り入れ、今後も成長が期待されている医療や健康に関連した産業や、次世代のエネルギーに関連した産業などの育成を図ります。(戦略1-1) |
稼げる農業 |
ICTを活用したスマート農業などにより、農業が成長産業となっています。 |
ぶどうやももなどの果実は、本県の農業生産額の過半数を占める基幹品目となっています。今後は、首都圏などの国内市場に加え、アジア諸国を中心とした海外市場において、一層のブランド強化と販路拡大を進め、高品質で付加価値の高い農産物の生産拡大を図ります。さらに、県産の野菜や米、食肉、魚、花きなどのブランド強化を図るとともに、ICT等を活用したスマート農業の研究、普及を進めるなど、生産コストの低減や省力化を進め、収益性の向上を図ります。(戦略1-3) |
産業人材の育成 | 産業界との連携などにより、地域で活躍する若者など次代を担う人材が育成、確保されています。 | 既存の産業人材育成のための教育機関等を十分に活用する中で、産業界との連携などにより、地域の産業に求められる技術等を習得する機会を提供し、地元で活躍する人材の育成を進めるとともに、山梨で働く魅力を周知し、県外ではなく県内で就職することや、UIターンを促すことなどにより、必要な人材の確保を図ります。(戦略2-2) |
AIによる健康管理 | AIを活用した健康管理などにより、高齢者が安心して地域で生活しています。 |
地域で必要とされる医療が提供できるよう、医師や看護職員などの医療を担う人材確保・定着や、医療の体制整備を図るとともに、がんなどの疾病対策、医療や健診等のデータを活用した自発的な健康づくり、生活習慣病予防などを進めます。(戦略4―1) 地域包括ケアシステムや障害福祉サービス、自殺予防対策、生活困窮者対策など個別のニーズに対応した取り組みを進めるとともに、地域福祉を支える人材の確保・育成、相談体制の強化、多様な主体との連携などを推進します。(戦略4-2) |
20年後のアンナは、県産材の魅力を活かす建築士になっています。
キーワード | 20年後の姿 | 県の方向性(総合計画本編より) |
リニア中央新幹線 | 三大都市圏を容易に行き来し、二地域居住など多様なライフスタイルが実現しています。 |
成長が見込まれるアジア諸国や日本における成長の中心である東京と、中部横断自動車道やリニア中央新幹線により、大幅に時間距離が短縮し、物流環境をはじめ、ヒトやモノが迅速に移動可能となる環境が整備されるメリット、観光資源としての富士山の優位性などを最大限活用して民間資本の誘致などを進めるとともに、オリンピック・パラリンピックの開催を起爆剤とした県内産業の活性化などにより、次代を担う産業の育成を図ります。(戦略1-1) 新山梨環状道路などの地域高規格道路や高速道路などの整備により、快適な交通ネットワークの充実を図るとともに、ICT技術などを活用した自動運転など、次世代モビリティ・システムの検討・推進を含め、公共交通の確保や公共交通を補完する新たな交通サービスの導入に向けた取り組みを進めます。(戦略5-1) |
県産の木材の活用 |
県産材が活用され、「伐って、使って、植える」といった森林資源の循環利用が進んでいます。 |
森林施業の生産性向上や、木材加工流通施設整備への支援などによる品質の高い木材製品の安定供給とともに、東京圏や海外などへの新たな販路開拓、公共建築物等への積極的な利用による需要拡大を進めるほか、川上側の林業と、川中・川下側の木材関連産業が連携したサプライチェーンの強化を図るなど、「伐って、使って、植える」という森林資源の循環利用に向けた取り組みを推進します。(戦略1-4) |
持続可能な社会 | 豊かな自然環境の保全と適正な活用がバランス良く進み、多様性を尊重する持続可能な社会が実現しています。 | 県民や市町村、企業・団体等と連携しながら、健全で恵み豊かな自然環境などの保全を図るとともに、本県の強みである良質な水や豊かな森林などの地域資源を活用し、環境・経済・社会が好循環する持続可能な社会づくりを進めます。(戦略4-3) |
森林の公益的機能 | 森林が適切に管理されることで、水源の涵養や地球温暖化防止、防災・減災などの機能を発揮しています。 |
道路や土砂災害防止施設の整備、河川の改修、農業生産基盤の整備、治山施設や森林の整備などを進めるとともに、施設の老朽化対策にも取り組み、災害に強い基盤づくりを進めます。(戦略5-2) |
20年後のユウスケは、自転車などを通して山梨の魅力を発信しています。
キーワード | 20年後の姿 | 県の方向性(総合計画本編より) |
インバウンド | 外国人を中心に多くの観光客が訪れるとともに、様々なニーズに対応したサービスが提供されています。 | 観光産業の「稼ぐ力」「働く魅力」の向上に取り組むとともに、山梨の強みを生かした地域資源の磨き上げや、コト消費・トキ消費に対応した観光推進、さらには今後も増加が期待されるアジアを中心としたインバウンド観光への対応などに取り組んでいきます。(戦略1-2) |
UIターンの増加 |
豊かな自然や魅力ある仕事、コミュニティの絆に惹かれ、やまなしを選んだ若者たちが地域で活躍しています。 |
移住・定住を支援するための拠点を設け、本県への移住を希望する方への相談支援体制を強化するとともに、将来的な移住の裾野を広げるため、継続的に地域に関わる関係人口の創出、拡大に取り組みます。(戦略3-3) |
コミュニティづくり | 多様な主体、多彩な人材の交流、連携が進み、地域を支えるコミュニティづくりが行われています。 | 市町村等と連携して、移住者などに対して、きめ細かな支援を行う体制を整え、各地域への定着を進めるほか、防犯対策や空き家対策、廃棄物対策など暮らしやすい地域づくり、良好な景観の保全などによるまちづくりを進めます。(戦略5-3) |
未来の教育 | ICTなどを活用して、一人ひとりの個性や能力に応じた教育が行われ、子どもが楽しんで学んでいます。 |
学校教育における教員の負担軽減や相談支援体制の強化とあわせて、公立の小中学校における少人数教育の計画的、段階的導入により、教育環境の充実を図り、一人ひとりに向き合った、きめ細かで質の高い教育を受けることができる環境の実現を図ります。(戦略2-1) 学校教育での取り組みに加え、文化芸術基本条例に基づいた文化芸術振興策や、東京オリンピック・パラリンピックの開催を契機とした取り組みにより、文化芸術、スポーツの振興を推進し、事故の可能性を最大限に発揮して自分らしく豊かに暮らすための地域づくりの実現につなげます。(戦略2-3) |
20年後のサラは、充実した地域のサポートにより、安心して仕事と子育ての両立をしています。
キーワード | 20年後の姿 | 県の方向性(総合計画本編より) |
遠隔医療 | ICTを活用した遠隔医療などが一般化し、地域で必要なサービスを受けることができます。 | 地域で必要とされる医療が提供できるよう、医師や看護職員などの医療を担う人材確保・定着や、医療の体制整備を図るとともに、がんなどの疾病対策、医療や健診等のデータを活用した自発的な健康づくり、生活習慣病予防などを進めます。(戦略4-1) |
地場産業 | 世界的な知名度が向上し、海外販路の開拓が進み、市場を獲得しています。 | 様々な産業が県外、さらには国外から獲得した新たな需要による経済効果を地元経済に波及させ、地域経済全体を活性化するため、商業やサービス業など、地域に密着した産業の強化を図ります。(戦略1-5) |
多様な働き方 | テレワークやサテライトオフィスなど、時間や場所にとらわれない働き方が定着しています。 | 長時間勤務などを前提とした労働慣行を見直し、労働生産性の向上を促すなど働き方改革を推進するとともに、男女共同参画社会の実現に向けた意識改革や、企業等の取り組みへの支援を行い、広く男性も女性も働きやすい職場環境づくりを進めます。(戦略3-1) |
子育て支援 | 社会全体で子どもを育てる意識が根付き、安心して結婚、出産、子育てができる環境が整っています。 |
子育て支援を担う人材の確保に努めるとともに、市町村と連携して、結婚、出産、子育ての各ライフステージにおいて、必要な支援を受けることができ、安心して子どもを産み育てることができる環境を整備します。(戦略3-2) |