O-157(腸管出血性大腸菌)食中毒に注意しましょう!
「主な症状」と「予防のポイント」をお知らせいたします。
東京都健康安全研究センター提供
細菌の大きさは1.1~1.5μm×2.0~6.0μm
主な症状
- 食後3~8日で、激しい腹痛、下痢、下血などをおこします。
- 子どもや高齢者では、赤血球が壊れて貧血になる、腎臓のはたらきが悪くなって尿量が減ることがあります。
- 血小板という出血を止める血液成分が減って皮膚に紫色のあざができたりします。
- けいれんをおこすなどの症状が出ることがあります。
- さらに重症になると死にいたることがあります。
予防のポイント
- 包丁やまな板を使うときは、生野菜などの加熱しない食品を切ってから、生の肉を切りましょう。また、まな板や調理器具は使用後にすぐ洗いましょう。(最後に熱湯をかけると消毒効果があります。)
- 生の肉にさわったら、よく手洗いをしましょう。肉などは、しっかり中心まで火を通しましょう。
- 生の肉などの汁が、生で食べる食品(生野菜サラダのレタス等)や調理済み食品(食べられる状態の食品)にかからないようにしましょう。
- 生野菜は、よく洗ってから食べましょう。
- 調理前によく手を洗いましょう。調理中、トイレに行ったり、ペットに触ったりした時には、よく手を洗いましょう。
- 殺菌されていない井戸水や湧き水などを飲む時は、沸騰させましょう。
参考
農林水産省「腸管出血性大腸菌(細菌)[EnterohemorrhagicEscherichiacoli](O157、O111など)」
厚生労働省「腸管出血性大腸菌O157等による食中毒」