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ページID:63206更新日:2015年12月14日

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平成27年度フロンティア・アドベンチャー「やまなし少年海洋道中」事業報告

フロンティア・アドベンチャー「やまなし少年海洋道中」では、平成27年8月1日~8月9日までの8泊9日、東京都八丈島においてキャンプ生活を実施しました。今年28回目を迎えた「やまなし少年海洋道中」は天候にとても恵まれ、予定していたプログラムをすべて実施し、全日程を無事終えることができました。八丈島の小中学生との交流会・スノーケリング・漁船に乗ってのクルージング・1泊2日で八丈島を巡るサバイバル踏破・自主企画など、参加した50名の中学生はさまざまな体験活動の中で多くのことを学び、大きく成長した9日間になりました。

出発式(8月1日)

27出発式1日目。県庁防災新館1階やまなしプラザオープンスクエアで行った出発式では参加者代表が「多くの方々に感謝を忘れず、環境保全・自然保護・社会的マナーを大切に大きく成長し、一生忘れることのない思い出をつくってきたい。」と決意を語りました。その後、参加者たちは大型バス2台で東京竹芝桟橋へ向かい、班や係の最終打合せをしてから「橘丸」に乗船しました。

八丈島到着(8月2日)

27八丈島到着2日目。心配された船酔いをする参加者も出ず、波は穏やかで快適な船旅となりました。そして、予定時刻通りに八丈島底土港へ着岸。八丈町教育委員会の方々をはじめ、多くの関係者が私たちを温かく出迎えてくださいました。歓迎セレモニー終了後、参加者は徒歩で垂戸ベースキャンプ(BC)へ移動。いよいよキャンプ生活が始まります!!

テントアップ(8月2日)

27テントアップBC到着後は事前研修会で学んだテントを組み立てる手順や道具の使い方を確認しながら、みんなで「わが家」をテントアップ。男女関係なく、班の仲間意識を高める最初のよいきっかけになりました。テントの次は材木を上手に並べ、その上から泥を塗って固めた手づくりのかまどや食卓、イスをみんなで協力して作り、それぞれの班で「オリジナルのわが家」がついに完成!

 

 

野外炊飯(8月2日)

27野外炊事この日の夕方は完成したばかりの「かまど」を使っての初めての野外炊事。火加減に気をつけながら、試行錯誤して調理したハヤシライスの味は格別でした。そして、キャンプの醍醐味もみんなで味わいました。

開村式(8月2日)

27開村式夕食後、八丈町教育委員会の方々をお招きして開村式を行いました。厳粛な雰囲気の中、団長と八丈町教育委員会代表の方から点火された火に向かって、各班長が「友情・奉仕・連帯・開拓・交流」を誓いました。そして、日本一小さな村がここに誕生しました。

八丈島の小中学生との交流会1.(8月3日)

27交流会1.3日目。午前は八丈町の小中学生との海を越えた交流会。はじめにレクレーションゲームでお互いの緊張をほぐしてからキャンプサイトへ移動。班旗づくりや野外炊事(シーフードカレー)をみんなで協力して行い、少しずつ打ち解けてくると明るく楽しい雰囲気になりました。

スノーケリング1回目(8月3日)

27スノーケリング1.この日の午後は神湊海岸へ移動し、待ちに待ったスノーケリング実習。海に初めて潜るという参加者も多く、事前研修会のプールとは違って波があり、足もつかないため少し戸惑っている様子も見られましたが、すぐにコツをつかんで初めてのスノーケリングを楽しみました。

漁業体験活動「くさや工場見学・体験」(8月4日)

27くさや工場4日目。この日は朝から八丈特産の「くさや」の工場へ移動。工場の方から説明をいただいた後、参加者は2つのグループに分かれて「ムロアジをさばく体験」と「くさやの試食」をさせていただきました。とてもおいしかったです。ごちそうさまでした。

漁業体験活動「棒受網漁観察」(8月4日)

27クルージング次は神湊港へ移動してクルージング体験。ほぼ全員が初めての体験で大興奮。みんな船上で大はしゃぎでした。外洋へ出ると風がとても気持ちよく、トビウオが飛んでいる様子やウミガメの姿を観ることができました。またムロアジ漁を間近で見学させていただき、山梨では体験できない貴重な時間を過ごしました。

漁協女性部の手作り料理(8月4日)

27手作り料理この日の昼食は底土港待合所をお借りして、漁協女性部のみなさんから島の新鮮な食材を使った手料理を振る舞っていただきました。おにぎり、島スイカ、ねり、・・・、どれも最高においしかったです。その中でも特にムロアジのメンチカツを挟んだバーガーは絶品で、おかわりをして食べている参加者もいました。ごちそうさまでした。ありがとうございました。

スノーケリング2回目(8月4日)

27スノーケリング2.昼食後、午後は底土海岸へ移動して現地研修2回目のスノーケリング実習。1回目の神湊と比べてこの日の底土は透明度が高く、色鮮やかな魚やサンゴを観察できて全員大満足でした。参加者の技術も向上し、スノーケリングの醍醐味を満喫することができました。

サバイバル踏破1日目(8月5日)

27サバイバル踏破1日目5日目。早朝、まぶしいくらいの朝日を浴びながらBCを出発。重い荷物を背負い、約50kmの道のりを2日間かけて歩くサバイバル踏破。5つの班、それぞれの決意を胸に歩みをすすめました。この日はそれぞれのビバーク地にて野営。夜はみんなで歌を歌ったり、語り合ったり、満天の星空を観ながら就寝しました。

サバイバル踏破2日目(8月6日)

27サバイバル踏破2日目6日目。早朝、ビバーク地を出発。島内は険しい上り坂と下り坂が続き、だんだん疲労もたまります。そんな苦しいときはお互いを励まし合い、みんなで歌を歌って元気を出しました。目標のゴールはもうすぐ・・・。

サバイバル踏破からの帰還(8月6日)

27サバイバル踏破帰還最後まで歩き続けた達成感と11人全員でゴールテープを切った感動は最高の思い出に。サバイバル踏破はたくさんの大切なものを気づかせてくれました。夕食後の生還報告会では班ごと踏破の出来事や思い出、感動や達成感を報告し、全員で帰還できた2日間を讃え合いました。

自主企画・釣り(8月7日)

27釣り7日目。この日は自分で何をするか計画して過ごす自主企画の日。参加者は釣り、スノーケリング、島内探訪、登山にわかれて活動しました。釣りには11名が参加。今年は八丈を代表する魚「ユウゼン」を防波堤から釣ることができてラッキーでした。参加者全員にたくさんの釣果がありました。

自主企画・スノーケリング(8月7日)

27スノーケリングスノーケリングは今回の自主企画の中で希望人数が一番多い27名の大所帯。海難救助隊のみなさんにも御協力いただき、今年は「生き物観察」「素潜り体験」「飛び込み」「磯遊び」の4つのグループにわかれて活動しました。参加者は自分だけのスノーケリングを満喫しました。

自主企画・島内探訪(8月7日)

27島内探訪今年は10名が3つのグループにわかれて活動した島内探訪。レンタルサイクルやバスの一日乗車券を利用して島内を周り、「黄八丈織り」「塩づくり」「とんぼ玉づくり」などの体験活動や自分のテーマにあった施設見学を行いました。

自主企画・八丈富士登山(8月7日)

27登山1280段の階段を登り、八丈島最高峰の「八丈富士」山頂を目指した登山グループ。登り始めは山頂に雲がかかっていたものの山頂に着いたころには完全にとれていました。山頂から360°見渡す光景はまさに絶景。八丈富士に登った3名だけの特別なMy八丈になりました。

八丈島の小中学生との交流会2.(8月7日)

27交流会2.自主企画の後は八丈島の小中学生との2回目の交流会。1回目より打ち解けた雰囲気の中、各班で調理したメニューをみんなで食べる交流バイキングをしました。夜はキャンプファイヤー。まずは迎え火の儀式から始まり、レク担当が準備した「猛獣狩りゲーム」で大いに盛り上がりました。ラストは送り火の儀式を行って交流会は終了。BC最後の夜を楽しみました。

閉村の日(8月8日)

27閉村の日8日目。たくさんの思い出がつまった垂戸BCともこの日でお別れ。朝は閉村式を行い、片付けの説明を確認した後、撤収作業へ。午後は2つのグループにわかれて「温泉入浴」と「お土産の買い物」を交互に済ませてから、この日の宿泊場所である三根公民館へ移動しました。

さよならレセプション(8月8日)

27さよならレセプションまずは地元「六人会」のみなさんによる八丈太鼓の演奏。体中に響く大迫力に参加者も聴き入りました。希望者には実際に太鼓を打つ体験も。八丈の文化に触れるよい機会になりました。次は八丈島での出来事をもとに疲労したスタンツ。どの班も内容が工夫されていて大いに盛り上がりました。苦楽を共にしてきた班の活動もこれで最後・・・。仲間と過ごした八丈の夏は消して忘れることのできない夏になりました。

ありがとう、八丈島(8月9日)

27離島最終日。近づく台風の影響もあって離島式は急きょ待合所で行うことに。外は強風で波も高く、荒れた天候になりつつありましたが、最後の集合写真は屋上で何とか撮影できました。そして、ついに迎えた離島のとき。悪天候の中、最後まで私たちを見送ってくださった八丈町教育委員会をはじめとするみなさんへ大きく手を振る参加者たち。ありがとう、八丈島。

橘丸船上・最終班別ミーティング(8月9日)

27最終ミーティング出航後しばらくは大きなうねりがあって船酔いする参加者もいましたが、予定通りに橘丸の操舵室を見学させていただきました。船長さんから操舵室の説明をしていただき、貴重な体験になりました。そして、ようやくうねりが小さくなった夕方、最終班別ミーティングを行いました。どの班も輪になって、現地研修の感想や班の仲間への想いを語り、残りわずかな時間を大切に過ごしました。

解団式(8月9日)

27解団式団長から話していただいた「C(挑戦)・T(感謝)・S(安全)」を合い言葉に現地研修へ臨んだ参加者たち。解団式の最後はみんなで円陣を組んで「忘れられない夏/アドベンチャー愛のテーマ」を熱唱。こうして8泊9日の「でっかい体験」は大成功で幕を閉じました。

 

 

 

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