ホーム > 水を楽しむ > 水とともに生きる人々 > 山梨県森林総合研究所 所長 関岡真 (2017年掲載時点)
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更新日:2021年8月20日
山梨県は、富士山や南アルプス、八ヶ岳などの美しい山々に囲まれ、県土面積の78%を森林が占める全国有数の森林県です。県では、このうち14万3千ヘクタールの山梨県有林について、国際的なFSC®森林認証を取得して環境に配慮した持続的な管理経営を行っています。
私の所属する県森林総合研究所では、科学的な知見を用いて山梨県有林がFSCの理念に叶った管理がなされているかを昆虫多様性、菌類多様性、植物多様性、水質状況、そして炭素固定量に着目して、伐採が周辺の森林に及ぼす影響を中心に継続的にモニタリングを行っています。
この他、当研究所では、国の研究所や他県の林業試験場、大学等とも連携し、環境や生物多様性に配慮し持続可能な森林の管理経営に資するよう、森林の造成・保護・環境保全、更には木材やバイオマスの利用に関する試験研究を行い、豊かで清らかな水の生成に貢献したいと考えています。(FSC®C012256)