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ページID:41554更新日:2023年2月17日
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[目次]
県指定 天然記念物 |
りゅうじのようじうめ / 昭和38年9月9日指定 / 甲斐市龍地 / 甲斐市
アンズの果実の核に楊子をさしたように穴があいているところから楊子ウメの名のあるもので、一種奇形である。植物学上貴重な資料となるため県指定の対象となっている。果実の形は扁球形で縫合部の方が上下に張り出している。果肉は縫線のある方の側が厚く、核は縫線のある側の上方に両側にある。 |
県指定 天然記念物 |
ほうきゅうじのこつぶがや / 昭和58年12月26日指定 / 甲斐市篠原3225 / 法久寺
コツブガヤは種子が母種に比べて1.5~2.0cmと小さい点に特色がある。規模は目通り幹囲1.98mである。市川三郷町の表門神社にも同種のものがある。 |
県指定 天然記念物 |
ひみねじんじゃのこのはずくせいそくち / 昭和33年6月19日指定 / 笛吹市御坂町上黒駒5119 / 檜峯神社
コノハズクはミミズクの一種で漂鳥として4月下旬頃出現する。コノハズクは夜の鳥で体色も地味で、ブッポウソウと共に幽すいな環境に住むため、かつては両方の鳴き声が間違えられたままでいた。昭和18年に中村幸雄氏が檜峰神社の境内においてブッポウソウと鳴くのはコノハズクであることを確かめた。 |
県指定 天然記念物 |
いちのみやあさまじんじゃのめおとうめ / 昭和35年11月7日指定 / 笛吹市一宮町一ノ宮1684 / 浅間神社
このウメの花は子房が完全に分かれずに一部癒着しているため、実も完全に離れないで側面で癒着している。花及び果実が畸形を呈し、学術上価値のあるものである。規模は根廻り1.0m、地上80cmでの幹囲0.85m、樹高7.0mである。 |
県指定 天然記念物 |
ちこうじのかや / 昭和45年10月26日 / 笛吹市境川町藤垈322 / 智光寺
本樹は智光寺入口の石段左手にそびえる巨木である。規模は根廻り24.4m、目通り幹囲5.5m、樹高29mである。 |
県指定 天然記念物 |
そうげんじのひだりまきかや / 昭和45年10月26日指定 / 笛吹市境川町藤垈4771 / 宗源寺
ヒダリマキカヤの果核は通常のカヤに比して3.0~5.0cmと長大で両端がやや尖った長楕円状の紡錘形を呈しているのが特徴で種子のねじれることは重要ではない。規模は根廻り13.2m、目通り幹囲4.4m、樹高21,5mである。 |
県指定 天然記念物 |
しもくろこまのおおひいらぎ / 昭和60年3月19日指定 / 笛吹市御坂町下黒駒78-3、85-2 / 笛吹市
本樹は火の神、秋葉神社の境内に立っているが、境内といっても3m四方で、水の神、石尊社も祀ってある。ヒイラギは一般に下部から分岐するが、本樹は4mの高さまで分岐することなく真っ直ぐに伸びている。規模は上地面から1.3mの幹囲2.95m、樹高7.5mである。 |
県指定 天然記念物 |
しょうがんじのさくら / 昭和63年11月16日指定 / 笛吹市御坂町上黒駒2969 / 称願寺
樹種はヤマザクラ系の園芸品種であるが、品種名は明確でない。岐阜県にある中将姫誓願ザクラに近い品種で、花は淡紅色、花径は2.5cm位、八重咲きである。規模は地上0.9mの幹囲4.18m、樹高6.5mである。本樹の品種は県内では稀で、しかも幹は太く巨木である。 |
県指定 天然記念物 |
ぐんだりじんじゃのかつら / 昭和36年12月7日 / 上野原市棡原4135-4 / 軍刀利神社
県下におけるカツラの巨樹として代表的なものである。本樹は軍刀利神社奥宮の社前、石段の東側の斜面にあり、南方は北方より約2m低い。規模は根廻りは斜面に沿って14.0m、上地面上より1mの幹囲は9.2m、樹高33,0mである。 |