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[目次]
県指定 天然記念物 |
みのぶさんのせんぼんすぎ / 昭和34年2月9日指定 / 身延町上ノ山4226-1 / 久遠寺
身延山奥の院下部にあるスギの美林である。面積は0.85ha、本数は約250本、樹齢約250年、樹の大きさは一様ではないが、大きいものでは地上1.5mの幹囲2.5m~3.8m、樹高54~55m程度である。この「千本スギ」は造林学上、貴重な資料である。 |
県指定 天然記念物 |
いっしきのにっけい / 昭和36年12月7日指定 / 身延町一色4713 / 個人
樹種はクスノキ科ニッケイで、本種は中国より葉用木として古い時代に入ってきたとされていて、本県における裁植は珍しい。樹皮を乾燥させたものを肉桂皮と称し、薬用、菓子、香料として用い、細根をそのまま10cm程度に切って束ね、俗に「ニッキ」と称し、戦前は子どもの駄菓子の代用としたことはよく知られている。規模は根廻り3.0m、目通り幹囲1.6m、樹高8.0mで、樹齢は200年と言われている。 |
県指定 天然記念物 |
きょうえんぼうのさくら / 昭和39年2月20日指定 / 身延町梅平2780 / 鏡円坊
本樹は神田の大糸ザクラ(北杜市)に次ぐ規模のイトザクラで、稀に見る巨木である。鏡円坊の本堂裏、北に面した急斜面に立っており、その規模は根廻りが上地面で3.5m、上地上80cm幹囲は3.75m、樹高約13mである。上部の枝はほとんど垂れていないが、下部の枝は長くしだれている。 |
県指定 天然記念物 |
ひのうえのたかおもみじ / 昭和41年5月30日 / 身延町樋之上日向361 / 個人
タカオモミジ又はイロハモミジと呼ばれるものであるが、本樹は県下において著しい巨木であり、気根状の出根がある点では奇木でもある。規模は根廻り5.0m、目通り幹囲3.9m、樹高25.0mである。 |
県指定 天然記念物 |
ほんみょうじのいちょう / 昭和41年5月30日指定 / 身延町門野1077 / 本妙寺
本樹は本妙寺の境内に所在する稀に見るイチョウの巨木である。寺の建立は応安5年(1372)2月8日で本イチョウもその頃の植樹と考えられる。規模は根廻り10.45m、目通り幹囲6.75mで名木としての資格をもっている。 |
県指定 天然記念物 |
ひのうえのやまぼうし / 昭和42年5月29日指定 / 身延町樋之上381 / 個人
ヤマボウシは広く全国に分布していて、別名ウッキボウシ、コクワダンゴギ、ヤマッカ、ヤマグワ等の方言名があって、古くから日本人に親しまれている。一般にその群落や大木は少ないが、本樹は規模が他に比して著しく大きい。規模は根廻り1.7m、目通り幹囲1.6m、樹高16.0mである。 |
県指定 天然記念物 |
てうちざわのふせいごうろとう / 平成8年2月19日指定 / 身延町手打沢字ゴクナシ1949の一部外 / 個人・山梨県
昭和27年(1952)に発見された富士川の支流である手打沢の上流の不整合露頭である。フォッサマグナ構造発達史研究の歴史的舞台となった露頭である。 |
県指定 天然記念物 |
ふくしかなやまじんじゃのいちょう / 昭和33年6月19日指定 / 南部町福士字小久保14 / 金山神社
イチョウの雌木で本県第一の巨樹である。その規模は根廻り12.7m、地上1.5mの幹囲8.85m、樹高約30mである。近くに住む村人は昔からこのイチョウの葉の色づくのを見て季節の移り変わりを知り、季節の田畑の仕事をしてきたと言われる。 |
県指定 天然記念物 |
もりあおがえるおよびせいそくち / 昭和34年2月9日指定 / 南部町井出1389 / 個人
この蛙はアオガエル科に属し、日本固有の種である。本州、四国及び九州の山地に分布し、福島県の平伏沼は国の天然記念物として有名である。 |
県指定 天然記念物 |
ほんごうのせんねんざくら / 昭和36年12月7日指定 / 南部町本郷3230 / 本郷寺
本樹は本県におけるシロヒガンの代表的なもので、地上5mから2本の根を地中に下ろしている点、植物形態学上の参考資料となるものである。規模は根廻り5.3m、目通り幹囲4.4m、樹高12.0mである。樹齢は500~600年と推定される。「千年ザクラ」という名称の命名は当時の知事である吉江勝保氏によるものである。 |