トップ > 県政情報・統計 > 知事 > 開の国やまなし こんにちは。知事の長崎です。 > 国際交流 > 海外渡航(インド共和国ウッタル・プラデーシュ州)
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日時 | 令和6年12月21日(土曜日)~12月28日(土曜日) |
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渡航先 | インド共和国 ウッタル・プラデーシュ州、デリー準州 |
内容 | ウッタル・プラデーシュ州政府との会談及び基本合意書の締結、インド中央政府高官との会談、現地企業グループ経営者等との意見交換 |
今回の訪問では、インド最大の人口(約2.4億人)を有するウッタル・プラデーシュ州と互恵関係の構築に向けた基本合意書を締結しました。
インドの次期首相候補との呼び声のあるヨギ州首相との会談においては、「グリーン水素技術の推進」をはじめ、「人的交流」「観光交流」など多方面での関係強化を確認し、今後具体化を進めていくことで合意しました。
本県が誇るグリーン水素技術に関する知見の共有をはじめ、P2Gシステムを活用して州内の世界遺産タージ・マハルやマトゥラー、バラナシなど歴史的聖地の環境を保護するプロジェクトの立ち上げを提案しました。
また、富士五湖自然首都圏フォーラムの水素社会の実現を促進するための国際コンソーシアムへの参加も打診しました。
これらグリーン水素に関しては、知見の共有のみならず、活用のルールメイキングも含めて今後連携して取り組むことで意見が一致しました。
本県と同州の大学間で包括的な学生交流プログラムや、実習生などの人材派遣を通じて優秀な人材が本県の高度な精密機械製造や農業の分野で貴重な経験を積む機会の創出を提案しました。
本県では、海外からの優秀な人材に「第2のふるさと」と感じてもらえる環境づくりを進めていることを伝えたところ、同州では、若年層が多く、能力開発や雇用創出に力を入れていることもあり、積極的な連携の意向が示されました。
観光面に関して、ヨギ州首相から州内にサルナート、カウシャムビ、シュラヴァスティ、クシナガルなど多くの仏教聖地があるため、多くの日本の方に訪れてもらいたい旨のリクエストがあり、今後、お互いの観光交流を促進していく重要性を確認しました。
また、インド中央政府の外務担当国務大臣と新・再生可能エネルギー省事務次官との会談、同国で幅広くビジネスを展開する企業グループ経営者とも意見交換を行い、関係構築を図りました。
特に本県のグリーン水素技術に関しては、官民ともにインド国内での活用に高い関心が寄せられ、中央政府からは技術者を山梨に派遣したい旨の発言もあり、改めて持続可能な環境・エネルギーへの関心の高さを感じるとともに、本県が誇るグリーン水素技術の可能性を再確認しました。
また、映画関係者とも会談し、現在、日本とインドを舞台にした映画を計画しているとのことから、山梨をロケ地として選んでいただくよう依頼し、前向きな回答を得ました。