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大門ダムでは、利水放流を利用して管理用発電を行っています。発電した電気は、管理所の照明や曝気装置などに使われています。ミニ水力発電に最も適したクロスフロー水車発電装置を採用しています。
管理用発電所外観
発電所形式:ダム式
発電所出力:230kW
系統電圧:6.6kV
運転制御方式:随時監視制御式
左モデル図のように、写真中央のカバーの中にクロスフロー水車があります
形式:横軸単輪分割横口クロスフロー水車
有効落差:29.9m
使用水量:1.1m3/s~0.15m3/s
出力:257kW
クロスフロー水車の仕組みとサーボモーター(写真)
左の図で、水はガイドベーン(オレンジ色)の上下を通ってランナー(羽根車)の外周から内部に流れ込み、再びランナーの羽根を通って外へ出ます。つまり水は2度羽を通ることになり、結果2度水車を回すことになるので、簡単な構造ですが比較的高い効率で運転することができます。
ガイドベーンはサーボモーター(写真左)で動かします。
サーボーモーターは、水車の両側についています。(右の写真)
写真左のメーター類の奥から水車、増速機、発電機。右の写真は正面から
形式:横軸回転界磁三相同期発電機(保護自由通風形)
出力:260KVA
回転速度:1000rpm
周波数:50Hz
電圧:6.6kV
写真の制御盤は大きく3つの働きがあり、右から一体形制御盤(計器やスイッチがたくさん付いている部分)、高圧遮断器盤(「とって」しか見えない部分)、所内・直流電源盤(「観音開き」になっている部分)といいます。
一体形制御盤
発電機を制御します。電圧、電流、水量等を表示したり、運転・停止、出力の調節を行います。
高圧遮断器盤
6.6kVという大きい電圧を安全に遮断します。
所内・直流電源盤
管理用発電所内の照明や換気扇等の電源部であると同時に、発電機に使用する直流電源(蓄電池)を収納しています。