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山梨県の現在の警報等発令
【警 報】インフルエンザ(中北、峡東、富士・東部、甲府市保健所管内)

この時期注意が必要です!

 keihou

YCDC医師からのメッセージ

 

 定点情報(2026年第8週:2月16日~2月22日)/ その他情報(公表までに把握した情報)

                             (2月26日 山梨大学医学部附属病院 井上修 医師)

【要約】
1. インフルエンザの二回目の流行はピークを越えたようです。
2. 新型コロナウイルス感染症の流行は小康状態です。
3. 感染性胃腸炎に注意が必要です。

〇リスクアセスメント
【インフルエンザ】
定点あたりの新規患者数は29.34(1027人)で前週より減少しました。現在も警報レベルにあるのは、多い順に中北(45.25)、甲府市(26.57)、富士・東部(22.14)、峡東(19.67)の各エリアです。峡南エリア(8.33)では注意報解除の目安となる10を下回りました。感染報告の約70%は19歳以下が占めており、次いで親世代にあたる30代〜40代が約17%を占めています。家庭内での感染伝播を示唆していると考えます。

【新型コロナウイルス感染症】
定点あたりの新規患者数が2.23(78人)と前週より僅かに減少しています。峡南エリアで1.33から6.00へと増加しており注意が必要ですが、その他の地域では比較的落ち着いた状況が続いています。下水中のウイルス量に目立った増加はみられないため、市中で感染が拡大している状況ではないようです。

【感染性胃腸炎】
定点医療機関から合計90人(定点あたり4.29)の報告がありました。前週と比較しても増加傾向にはありませんが、各エリアで増減をくり返し一定数の感染が報告され続けているため、注意が必要です。

○対応
現在インフルエンザの第2波はピークを越え減少傾向にあるようです。峡南エリアでは注意報が解除となりました。しかし昨年同時期と比較すると全国的に流行が続いている状況ですので、引き続き警戒を続けていきましょう。効果的な感染対策は、新型コロナウイルスに対する方法と同じで、これまで同様の基本的な感染対策の励行です。家庭内で看病中に感染してしまうことも珍しくはありません。病気の方を自宅内でケアする際は必ずマスクを着用し、ケア前後での手指衛生、適切な換気、食べ残しは廃棄する、赤ちゃんの鼻汁は口で吸うタイプの鼻吸い機を使わないなど、ケアする方の鼻や口にウイルスを含む唾液や飛沫が入らないようにする工夫が必要です。また、調子の悪い方は医療機関への受診などを除き、出勤や外出をできるだけ控え、それでも外出しなくてはいけない場合は必ずマスクを着用しましょう。また、治癒証明や陰性確認のための受診も不要ですので控えましょう。

愛知県や神奈川県、大阪府で、麻しん(はしか)の感染報告が続いており、海外渡航歴がない方の感染報告も出ています。愛知県では同世代の集団感染となっています。麻しんは感染力がきわめて強い感染症です。感染すると約10〜12日後に38〜39度程度の発熱や咳、鼻水、目の充血といった風邪のような症状が現れ、2〜3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発しんが出現します。麻しんは予防接種で防ぐことができる病気です。麻しんの定期予防接種(第1期:1歳児、第2期:小学校就学前の1年間)をまだ受けていない方は、かかりつけ医に相談し、早めに予防接種を受けましょう。
現在、海外における麻しんの流行も報告されています。海外からの帰国後などに発熱や結膜炎、発しんなど麻しんを疑う症状が出た場合は、受診する前に、電話でかかりつけ医や最寄りの医療機関へご相談ください。受診の際は、必ず事前に受診先へ相談し、公共交通機関は利用せず自家用車などで受診してください。
 

*関連ページ

インフルエンザ ⇒ 山梨県感染症ポータルサイト / 厚生労働省(インフルエンザQ&A) / 国立健康危機管理研究機構
麻しん ⇒ 山梨県感染症ポータルサイト / 厚生労働省 / 国立健康危機管理研究機構
 

 

感染症発生状況

 

今週の感染症発生状況はこちら をご覧ください ! 

 *保健所毎疾患毎(インフルエンザ・コロナ・RSウイルス・感染性胃腸炎など)に今週の状況がご覧になれます。

      2026年2月26日作成

インフルエンザ及び新型コロナウイルス感染症について県内35箇所の定点医療機関から報告された
患者数及び1医療機関あたりの患者数を集計しました【赤色警報 黄色注意報】。

対象期間:2026年第8週〔2026年2月16日(月曜日)~2026年2月22日(日曜日)〕

          インフルエンザ峡南を除く警報レベル                          新型コロナウイルス感染症流行マップ39w                           

  ◆下記数値は、「初回公表時点での数値」を掲載しています。また、医療機関から報告がなかった場合は定点当たり数値の算出対象から除いています。

インフルエンザ
山梨県 中北 峡東 峡南 富士・東部 甲府市
8週 報告数 1,027 543 118 25 155 186
定当 29.34 45.25 19.67 8.33 22.14 26.57
7週 報告数 1,465 737 204 34 248 242
定当 41.86 61.42 34.00 11.33 35.43 34.57
6週 報告数 2,108 1,102 326 89 306 285
定当 60.23 91.83 54.33 29.67 43.71 40.71
5週 報告数 1,644 833 351 34 164 262
定当 46.97 69.42 58.50 11.33 23.43 37.43
4週 報告数 778 340 194 22 62 160
定当 22.23 28.33 32.33 7.33 8.86 22.86
新型コロナウイルス感染症*
山梨県 中北 峡東 峡南 富士・東部 甲府市
8週 報告数 78 28 7 18 13 12
定当 2.23 2.33 1.17 6.00 1.86 1.71
7週 報告数 93 53 10 4 14 12
定当 2.66 4.42 1.67 1.33 2.00 1.71
6週 報告数 148 89 25 3 7 24
定当 4.23 7.42 4.17 1.00 1.00 3.43
5週 報告数 112 76 15 7 2 12
定当 3.20 6.33 2.50 2.33 0.29 1.71
4週 報告数 109 62 9 3 10 25
定当 3.11 5.17 1.50 1.00 1.43 3.57

*本県独自基準 以下の数値を目安にYCDC医師と協議の上決定(注意報目安:定点あたり10以上、警報目安:定点あたり15以上)

発生動向に関する各種資料 (定点把握対象疾患・全数把握対象疾患の発生状況病原体検出状況などがご覧になれます)

集団感染事例及び学級閉鎖等措置状況(PDF:36KB) ※過去の分はこちら
 
施設から報告のあった事例保健所及び施設種類ごとにご覧になれます。県保健所管内のみの情報です)

  *2025年第36週以降の状況
    新型コロナ措置状況(PDF:57KB)
    インフルエンザ措置状況(PDF:56KB)
    感染性胃腸炎措置状況(PDF:56KB)
  *甲府市の状況は こちら

 

新型コロナウイルス感染症について

 新型コロナウイルス感染症とは、新型コロナウイルスによって起きる感染症です。主に鼻やのど、気管、肺などの臓器(呼吸器)に感染し、インフルエンザや風邪に似た症状を引き起こします。
   *新型コロナウイルス感染症の法律上の位置づけは、令和5年5月8日から「5類感染症」に移行しました。

新型コロナウイルス感染症に関する詳細情報は以下のページをご覧ください。

 

下水サーベイランス

 下水中のウイルスを検査・監視する下水サーベイランス(下水疫学調査)は、受診行動や検査数等の影響を受けることなく、無症状感染者を含めた感染状況を反映する客観的指標としての活用が期待されています。
 本県では感染状況のトレンドを把握し、感染対策に活用するため、令和5年7月から下水サーベイランス事業を実施しています。

 詳しい情報は こちら

最新・話題のレポート


 〇厚生労働省や国立感染症研究所などが公表する最新・話題のレポート

 〇YCDCレポート

 〇感染症対策センターHP

山梨県で発生している感染症情報

警報

インフルエンザ(中北保健所、峡東保健所、富士・東部保健所、甲府市保健所管内)

注意報

なし