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更新日:2024年11月21日

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新型コロナウイルス感染症

→【参考】感染症法5類移行以前(令和5年5月7日)の情報

 新型コロナウイルス感染症に関する注意喚起(山梨基準)は こちら(PDF:64KB)
 (令和6年度4月から新基準で注意喚起を実施)

発生動向のグラフ 

  *医療機関からの追加報告を反映しています。
  *報告週対応表(国立感染症研究所)
  *参考)定点医療機関報告数の推移(5月8日以前からの数値含む)は こちら(PDF:63KB)

 ●入院者数(県内10箇所の基幹定点医療機関から報告された合計人数) 
  2024年11月11日(月)~2024年11月17日(日)までの1週間 16人(前週13人)
  *60病院の入院患者数(GMIS入院患者数)の総数公表は、国からの入力依頼が3月末で終了したことから終了しました。

新型コロナウイルス感染症とは

  新型コロナウイルス感染症とは、新型コロナウイルスによって起きる感染症です。主に鼻やのど、気管、肺などの臓器(呼吸器)に感染し、インフルエンザや風邪に似た症状を引き起こします。感染が広がり、流行が続くにつれて新型コロナウイルスの遺伝子は変化しており、少しずつ特徴の異なる“変異株”がたびたび出現しています。感染の広がりやすさや感染したときの症状の強さ、治療薬やワクチンの効果は、変異株によって異なることがわかっています。

特徴(症状、感染経路)

  新型コロナウイルスの主な感染経路は、感染した人の咳やくしゃみ、会話のときに出る飛沫や、それよりもさらに小さい粒子(エアロゾル)に含まれるウイルスです。ウイルスを含む飛沫やエアロゾルを別の人が吸い込むと感染が広がります。また、別の人の目や鼻、口にそれらが付着しても感染することがあります。感染している人は、たとえ症状がなくてもウイルスを排出します。ウイルスが付着した物を触るだけでは感染しませんが、ウイルスが手に付着した状態でそのまま目や鼻、口に触れると感染することがあります。

 新型コロナウイルス感染症の症状は、発熱、体のだるさ、頭痛、のどの痛み、咳、鼻水、味覚や嗅覚の異常などです。オミクロン株では、特にのどの痛み、咳、鼻水などの症状が多いです。オミクロン株では、感染から症状が出るまでの期間(潜伏期間)は3日程度のことが多く、長くても7日程度と言われています。また、感染しても20~40%の人には症状が出ないことがわかっています。

 感染したときに状態が悪化(重症化)しやすい人がもつ特徴のことを“重症化のリスク因子”と呼びます。新型コロナウイルス感染症では、高齢であることや、肥満、慢性肺疾患、糖尿病、腎臓病、心臓病、免疫機能の低下、妊娠、などが重症化のリスク因子です。このような重症化のリスク因子をもつ人を中心に、一部の人では肺炎を起こし、重症化して息が苦しくなることがあります。

治療と予防 

 【予防】
  主な感染経路である飛沫やエアロゾルによる感染を防ぐためには、マスクの着用換気が有効です。特に混雑した場所に行くときや、誰かと近い距離で会話するときなどには、マスクの着用により自分が感染する可能性を下げることができます。また、換気により室内の空気を入れ替えることも非常に有効です。さらに、自分の手や指を介した感染を防ぐために、手指衛生(手洗いをしたり、手指消毒剤を使用したりすること)を心がけましょう。
 免疫機能を抑える治療を受けている人などでは、チキサゲビマブ/シルガビマブ(商品名:エバシェルド筋注セット)という中和抗体薬による予防も選択肢になります。該当する人はかかりつけの医師にご相談ください。
 また、新型コロナウイルスに限った話ではありませんが、日頃から健康的な生活を送り、体調を整えておくことは非常に大切です。十分な休養や睡眠をとり、バランスのよい食事と適度な運動を心がけましょう。
  ワクチンについては、日本で接種が行われている新型コロナワクチンは、新型コロナウイルス感染症の発症を予防する高い効果があり、また、感染や重症化を予防する効果も確認されています。時間の経過とともに感染予防効果や発症予防効果が徐々に低下する可能性はありますが、重症化予防効果は比較的高く保たれていると報告されています(厚労省HP)。

 新型コロナワクチンについては こちら からご覧ください。

【治療】
 重症化のリスク因子がない人は、十分な休養と症状を和らげる薬(対症療法)を使用することで、特別な治療を受けなくても自分の免疫の働きによって自然に治ります。対症療法のための薬はドラッグストアなどでも購入できます。感染したときに備えて、事前に準備しておくといいでしょう。そのほか、新型コロナウイルス感染症に対して使用される代表的な薬剤は こちら(PDF:71KB) です。実際に使用する場合にはさまざまな条件があるため、医療機関を受診した時によく相談しましょう。

◆こちらも参考にしてください

 経口抗ウイルス薬(ラゲブリオ、パキロビッド、ゾコーバ)について

 中和抗体薬(エバシェルド)について

 新型コロナウイルス感染症に罹ったら

  重症化のリスク因子がある人は、症状が出たら早めに医療機関を受診しましょう。重症化を防ぐ目的で抗ウイルス薬を使用する場合があります。だたし、飲み合わせの悪い薬が多いため、必ずお薬手帳など、使用中のお薬がわかるものを持参してください。

 自宅では十分な休息をとり、十分な栄養や水分を補給してください。症状がつらいときには、対症療法の薬を使用しましょう。また、周囲の人に感染を広げないために、発症した日を0日目として5日間が経過し、かつ症状が改善してから24時間が経過するまでは外出を控えるようにしましょう。それ以降もウイルスを排出する可能性が残るため、発症から10日間が経過するまではマスクを着用したり、高齢者や妊婦との接触を避けたりするなどのご配慮をお願いします。

 ★新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(いわゆる後遺症)については こちら をご覧ください

 

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集団発生情報等

 概要はトップページに掲載します。
  ※県型保健所の管轄地域のみの情報です。
  ※甲府市の発生情報はこちら (甲府市ホームページ)

ゲノム解析

 新型コロナウイルス感染症 変異株(XDQ系統及びKP.3系統)県内初確認(R6.6.20)

  最新の情報は こちら(PDF:101KB)

法令上の取り扱い

 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律

 https://www.mhlw.go.jp/stf/corona5rui.html

関連情報

●厚生労働省  

 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

●国立感染症研究所

 https://www.niid.go.jp/niid/ja/

●死亡に関する情報(厚労省HP 人口動態統計) 

 https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/81-1.html
 
 *都道府県毎の各月数値を見る場合
  ページ下部「過去情報 結果の概要はこちら」 →「人口動態統計月報(概数)」から確認したい月
         →「統計表一覧」 → 「保管第8表」

【参考】感染症法5類移行以前(令和5年5月7日)の情報はこちら

新型コロナウイルス感染症の県内発生状況・統計情報等

発生状況

県内の感染者発生状況や感染者の生活圏情報など感染拡大防止のための情報は次のページをご覧ください。

統計情報

県内の感染者累計や検査件数・相談件数などの統計情報は次のページをごご覧ください。

新型コロナウイルス感染症に関する分析・情報発信

山梨県感染症対策センター(山梨県CDC)では、新型コロナウイルス感染症に関して、県内の感染状況などを定期的に分析し、情報発信しています。

 

このページに関するお問い合わせ先

山梨県感染症対策センター感染症対策グループ 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1321   ファクス番号:055(223)1649

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