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県内の梅毒感染者数 過去最多に!(PDF:651KB)(プレスリリース11.30)
*山梨県でも男女ともに梅毒の患者が増加しています!
*男性は 50代まで幅広い年齢層で感染が広がっています
*女性は特に20代を中心とした若年層で感染が広がっています
梅毒とは、性的な接触(他人の粘膜や皮膚と直接接触すること)などによって梅毒トレポネーマという細菌に感染することでおこる全身性疾患です。
近年、梅毒は全国的に増加傾向で、山梨県においても2015年以降増加傾向にあり、男女ともに患者が増加しています。
現在は有効な抗生物質があるため、早期に発見すれば治療が可能です。
感染後、数週間の潜伏期間を経て発症します。症状は、経過した期間によって出現部位及び内容が異なります。
ただし、無症状のことも少なくありません。
感染後、数週間が経過。感染部位(陰部、口唇部、口腔内等)にしこりや傷ができます。また、足の付け根の部分(鼠径部)のリンパ節が腫れることがあります。
※痛みがないことも多く、治療をしなくても数週間で軽快しますが、体内から病原体がいなくなったわけではなく、他の人にうつす可能性があります。
感染後、数か月が経過。治療をしないと病原体が血液によって全身に運ばれ、「バラ疹」と呼ばれる発疹が、手のひらや足の裏、体全体に出現します。発疹は、治療をしなくても数週間で消失する場合もありますが、抗生物質で治療しない限り病原体は体内に残っています。
感染後、数年~数十年が経過。皮膚や筋肉、骨などにゴムの様な腫瘍(ゴム腫)が発生します。また、心臓、血管、脳などの複数の臓器に病変が生じ、死亡に至ることがあります。
主な感染経路は、感染部位と粘膜や皮膚の直接的な接触で、具体的には、性器と性器、性器と肛門、性器と口の接触等が原因となります。ただし、無症状の状態でも感染力があるため、相手や自分に症状がなくても梅毒感染の可能性は否定できません。
また、妊娠している人が梅毒に感染すると、胎盤を通して胎児に感染し(母子感染)、死産、早産、新生児死亡、奇形が起こる「先天梅毒」になることがあります。
一般的には、ペニシリン系の抗生物質を内服することで治療します。内服期間等は病期により異なり、医師が判断します。早期の梅毒であれば、臀部への1回の筋肉注射で治療できる注射薬もあります。病変部位によっては、点滴で抗生物質の治療を行う場合があります。
何か心配な症状があれば、お近くの医療機関(泌尿器科、産婦人科、皮膚科、内科など)にご相談ください。
なお、保健所でも匿名・無料で梅毒の検査を受けることができます。(エイズ、性器クラミジア、肝炎ウイルス等の検査も同時に受けることができます)
検査に関する詳細はこちら(感染症対策グループホームページ)へ
※検査日時等は保健所によって異なりますので、各保健所へ直接お問い合わせください。
保健所名 | 電話 | 住所 |
中北保健所 | 0551-23-3074 | 韮崎市本町4-2-4北巨摩合同庁舎 |
峡東保健所 | 0553-20-2752 | 山梨市下井尻126-1東山梨合同庁舎 |
峡南保健所 | 0556-22-8158 | 南巨摩郡富士川町鰍沢771-2南巨摩合同庁舎 |
富士・東部保健所 | 0555-24-9035 | 富士吉田市上吉田1-2-5富士吉田合同庁舎 |
甲府市保健所 | 055-237-8952 | 甲府市相生2-17-1健康支援センター2号館 |
全数把握対象(5類感染症)であり、診断した7日以内に最寄りの保健所に届け出なければならない。
届出基準はこちら
上記のほか詳細な情報は、次のページをご覧ください。
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