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A型インフルエンザウイルスによる鳥の感染症のことを鳥インフルエンザといいます。鳥インフルエンザウイルスが、鳥以外(ヒトやその他の動物)に感染した場合も鳥インフルエンザという病名を使用しています。
★★鳥インフルエンザウイルスは、通常はヒトに感染しません!!
感染した鳥に触れる等濃厚接触した場合等に「きわめて稀に」ヒトに感染することがあります。
なお、日本では発症した人は確認されていません。
ヒトの鳥インフルエンザのうち、A(H5N1)及びA(H7N9)の鳥インフルエンザは、感染症法上は二類感染症に、それ以外の亜型の鳥インフルエンザは 四類感染症に位置づけられています。
鳥インフルエンザウイルスに汚染された鶏肉・鶏卵が市場に流通することはありません。
また、ウイルスは加熱調理や胃酸によって容易に不活性化されるため、鶏肉や鶏卵を食べることによりヒトに感染した報告はありません。
これまでの患者はそのほとんどが、病鳥・死鳥、それらの体液や排泄物・羽毛との濃厚な接触により感染しています。
衰弱または死亡した野鳥、またはその排泄物を見つけた場合は直接触れないようにしましょう。もし触れた場合には、速やかにせっけんを使用して手を洗いましょう。
鳥インフルエンザの流行が鳥の間で起こっている国や地域※に出かけなければならない時には、生きた鳥を扱っている市場に立ち入ることや、集団発生が見られている鶏舎などへの出入りは避けて下さい。
また、不用意に鳥に近寄ったり触れたりしないようにしましょう。
※発生地域(厚生労働省検疫所FORTH)
原因となったウイルス株により違いが見られますが、一般的には、感染後1~10日後に突然の高熱、咳などの呼吸器症状の他、全身倦怠感、筋肉痛などの全身症状を伴います。ほとんど疾病名を付けられないほどの軽症例、通常のインフルエンザ様症状、そして重篤な肺炎、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、多臓器不全などにより、急激に悪化して死に至るものまで様々です。
対症療法のほか、抗インフルエンザウイルス薬により治療します。
発生地域からの到着時に発熱などの症状がある場合、鳥インフルエンザに感染した鳥(死んだ鳥を含む)や患者に接触したと思われる方は、検疫所の担当者にご相談ください。
帰国時には症状がなく、帰宅後に発熱やせきの症状が現れた場合は、医療機関を受診し、鳥インフルエンザの発生地域に渡航していたことをお知らせください。ご不明な点は、最寄りの保健所にご相談ください。
その他、ヒトの健康に関する相談については、最寄りの保健所へご連絡ください。
受付時間は、午前8時30分から午後5時15分です。
保健所名 | 電話 | 住所 |
中北保健所 | 0551-23-3074 | 韮崎市本町4-2-4北巨摩合同庁舎 |
峡東保健所 | 0553-20-2752 | 山梨市下井尻126-1東山梨合同庁舎 |
峡南保健所 | 0556-22-8158 | 南巨摩郡富士川町鰍沢771-2南巨摩合同庁舎 |
富士・東部保健所 | 0555-24-9035 | 富士吉田市上吉田1-2-5富士吉田合同庁舎 |
甲府市保健所 | 055-237-8952 | 甲府市相生2-17-1健康支援センター2号館 |
野鳥は、エサがとれずに衰弱したり、壁に衝突して死亡したり、急激な温度変化等で死んでしまう場合もあります。
野鳥が死んでいても、鳥インフルエンザを直ちに疑う必要はありません。
同じ場所でたくさんの野鳥などが不自然に死亡しているなど、異常な死亡個体を見つけられた場合は、素手で触ったりせずに管轄の林務環境事務所または市町村に連絡してください。
死亡した野鳥などを見つけた場合の問い合わせなどはこちら(山梨県自然共生推進課)
中国における鳥インフルエンザ(H7N9)に関する、国の情報提供ホームページアドレスです。
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