ページID:2531更新日:2023年9月14日
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「不妊」とは、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しないものをいいます。日本産科婦人科学会では、この「一定期間」について「1年というのが一般的である」と定義しています。
男性側に理由がある割合と、女性側に理由がある割合は、ほぼ半々だと言われています。
男性側の理由としては、例えば、精子の数が少ない、精子の動きが活発でないなどの造精機能障害があり、女性側の理由としては、例えば、月経不順や早発卵巣不全(早くに閉経してしまうこと)などの排卵因子があります。
また、男女とも加齢により妊娠が起こりにくくなります。
妊娠はするけれども、流産、死産や新生児死亡などを繰り返して結果的に子供を持てない場合、不育症と呼びます。何回流産を繰り返すと不育症と定義するか未だ決まっていませんが、一般的には2回連続した流産・死産があれば不育症と診断されます。
子宮の形に異常がある子宮形態異常や、抗リン脂質抗体症候群等、いくつかの原因がありますが、原因不明・偶発的流産とされることが大半を占めます。
より詳しく調べたい方は次のページをご覧ください。検査や治療の方法についてもわかりやすく説明されています。
不妊症については、日本産科婦人科学会ホームページ(クリックすると外部ページに移動します)
不育症については、厚生労働省研究班ホームページFuiku-Labo(クリックすると外部ページに移動します)