トップ > 組織案内 > 子ども福祉課 > ヤングケアラー支援の推進 > ヤングケアラーへの正しい理解のため取り組みについて > 2024山梨コネクトヤングケアラーLIVE実施状況報告
ページID:112338更新日:2024年4月15日
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開催日時:2024年2月9日(金)18時15分~20時
開催場所:山日YBSホール(甲府市北口2-6-10)
主催:山梨県
運営:(株)アドブレーン社
山梨県ヤングケアラー支援アドバイザー 持田恭子氏
(一般社団法人ケアラーアクションネットワーク協会 代表理事)
AbemaTV「Ameba Prime」レギュラーコメンテーター あおちゃんぺ氏
(山梨コネクトヤングケアラーTikTok出演中、山梨県出身)
世間知らズ さおり氏、椎木ゆうた氏(山梨県出身)
(山梨コネクトヤングケアラーTikTok出演中)
有識者:山梨学院短期大学保育科 特任教授 樋川隆氏
(山梨県ヤングケアラー支援ネットワーク会議座長)
進行:フリーアナウンサー 長田由布紀氏(VOICE ROOM 代表)
トークライブリーフレットはこちら(PDF:5,216KB)
ヤングケアラーについて、世間知らズのお二人が知りたいことを中心に、樋川隆先生に解説いただきました。
ヤングケアラーの定義からはじまり、どのような子どもを指すのか、なぜヤングケアラーとよばれる子どもが生じるのか、山梨県におけるヤングケアラーの実態などご説明いただきました。
世間知らズのお2人からも、LINEなど気軽に使える相談窓口もあるので、悩んでいる人はぜひ使って欲しいとのコメントがありました。
元ヤングケアラーの持田恭子さん、あおちゃんぺさんに世間知らズのお二人を交え、元ヤングケアラーのお2人生い立ちから始まり、今のヤングケアラーの現状、自分事として考えることなどをテーマにお話しいただきました。
〔元ヤングケアラーとしての経験(生い立ち)〕
あおちゃんぺさん:小学3年生の時に父と兄の3人暮らしになり、兄と二人で家事を分担。
持田さん:障害者の兄の世話だけでなく、両親が病気になり、家族全員のケアをひとりで担っていた。
同じヤングケアラーでも違いがあることがわかったとともに、当時、苦労されたことなどの話もありました。
〔今のヤングケアラーの現状〕
持田さん:SNSが発達し、情報を容易に得たり、自分の思いを発信できる時代になってきているが、ヤングケアラーは自分の気持ちを抑え込んでしまい嫌なことも言えず、周りの目を気にしてケアラーであることを隠している子が多い。
あおちゃんぺさん:当事者が自分の夢や希望を持ているかが心配。私はアイドルグループに憧れ、目標とすることが生きる原動力になっていた。当時を振り返ると、自分から情報を得る機会も多くなく、世間を知らないことで損していた気もする。今はSNSで容易に情報発信したり、得たりできるのがメリット。SNSでもつながりも持てるのでいかしてほしい。
持田さん:ケアラーが抱え込んでしまう閉塞感を打破するため、オンラインで集まり語り合う場を作ったが、「一人じゃない」と知ることは当事者にてとって大きな励みになっている。
椎木さん:環境次第で状況が変わると感じた。相談できる窓口や話を聞いてくれる大人がいることだけでも救われると思う。
会場の声:ヤングケアラーはかわいそうと思うのではなく、声かけができる自分になりたい。
〔「自分事」として一緒に考えるには〕
持田さん:自分の立場に置き換えて考えると、どう声をかけらいいかわかると思う。「かわいそうだね」では なく、「よく頑張っているね」と声をかけてもらえるとうれしい。自分事して、共感していくことが大切だと思う。
あおちゃんぺさん:もし身近にいたら、無理やり理解しようするよりも、自然なタイミングで寄り添ってほしい。
椎木さん:大変だなと感じてしまう。どんな言葉を描ければよいか難しい。
さおりさん:無理に言葉にせず、受け止めるだけでもよいと思う。
〔最後に〕
世間知らズのネタの披露がありました。