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ページID:71985更新日:2017年6月13日
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索引
あ行か行さ行た行な行は行ま行や行ら行わ行 |
『虎口』とは城壁に設けられた出入り口のことです。「小口」とも書きます。万が一、城まで攻め入られたときの初期の防衛線の役割を果たさなくてはならないため、いろいろな形の『虎口』が存在します。 虎口をくぐったとたんに壁が存在する「一文字虎口」、ジグザグな城壁の一部が虎口になっているためどうしても進行方向を決められてしまう「食違虎口」などがあり、その中でも、虎口をくぐっても四角く城壁に囲まれた狭い空間しかなく、もう一度虎口を通過せざるを得ない形式を『枡形虎口』とよびます。いずれも侵入してきた敵兵が直進できない・できてものろのろとしか進めない状態を作ることで、迎撃し易くする働きがあります。 また、枡形虎口を本来の城門から離れたところにつくり、城壁に守られた一本道でつないだような形式を「馬出(うまだし)」といいます。(虎口の位置は一本道沿いの2ヶ所になるのが一般的なようです)
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