ページID:71785更新日:2017年5月9日

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まいぶん用語集_や行_有孔鍔付土器(ゆうこうつばつきどき)

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縄文土器の一つで口の周りに小さい穴がたくさん並んでいて、そのすぐ下にはぐるりと鍔(つば)が付ている土器のことを有孔鍔付土器と呼んでいます。

この土器の使用方法として代表的な2つの説を紹介します。

  • 「酒づくりの道具」説

長野県井戸尻遺跡では、この種の土器の底からヤマブドウの種が見つかっています。また、炉のそばを掘りくぼめて設置した状態で発見された、安道寺遺跡のような事例もあることから、木の実などを発酵させて果実酒を作るのに使われたのでは?という説もあります。

  • 「太鼓(たいこ)」説

口に皮を張って、太鼓(たいこ)として使ったという説もあります。確かに、皮を固定するのにちょうどいい穴や鍔(つば)がありますね。ただ多くの土器には、口の穴には、ヒモなどを通して使ったような痕が残されていないようです。

有孔鍔付土器1

安道寺遺跡8号住居跡(甲州市塩山中萩原)から出土した有孔鍔付土器

関連遺跡トピックス→No.039904040425

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