トップ > 組織案内 > 県教育委員会の組織(課室等) > 埋蔵文化財センター_遺跡トピックスNO.0019桂野遺跡
ページID:4436更新日:2016年2月8日
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桂野遺跡〔かつらのいせき〕は、甲府盆地の東に位置する御坂山の緩やかな斜面にある縄文時代の遺跡です。国道137号(上黒駒バイパス)を建設のため、発掘調査がおこなわれ、縄文時代前期から中期にかけての遺構や遺物が出土しました。
所在地:笛吹市御坂町上黒駒 時代:縄文時代 報告書:山梨県埋蔵文化財センター調査報告書第172集(平成12年3月31日刊行) 調査機関:山梨県教育委員会・山梨県埋蔵文化財センター 遺跡全景 調査風景 遺構のようす 石皿・磨石石皿〔いしざら〕と磨石〔すりいし〕 上の写真の遺物は桂野遺跡から出土した石器です。
石皿〔いしざら〕は中央がくぼんでいる臼のような役割をもった石器のことで、磨石〔すりいし〕とくみあわせて、クルミなどの堅い食べ物を砕いたり、すりつぶすのに使っていたと考えられています。
桂野遺跡では、上の写真のように石皿の上に磨石がのった状態で出土しました。
縄文時代そのままの姿で出土した二つの石器からは、当時の人々の生活感がそのまま伝わってきます。 外来系土器桂野遺跡からは、在地系の土器と外来系(関西系)の土器が並んで出土しました。
違う系統の二つの土器が同時に出土したことで、縄文土器の移り変わりを考える上で重要な資料となりました。
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