トップ > 組織案内 > 県教育委員会の組織(課室等) > 埋蔵文化財センター_遺跡トピックスNo.0159国指定史跡銚子塚古墳
ページID:8068更新日:2021年5月28日
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曽根丘陵公園の遺跡 |
(写真)左:昭和58年撮影の銚子塚古墳右:現在の銚子塚古墳 国指定史跡銚子塚古墳-ちょうしづかこふん-銚子塚古墳は、約1600年前に造られた東日本最大級の権力者のお墓です。上から見ると、円(後円部)と縦長の台形(前方部)を組み合わせたような形をしていて、前方後円墳 銚子塚古墳の大きさ全長169m 後円部直径92m、後円部高さ15m 前方部幅68m、前方部高さ8.5m 銚子塚古墳と木銚子塚古墳は、現在のように整備される前は、桑畑や梅畑など果樹園が広がっており、整備された現在とはだいぶ違う景観をしていました。(写真:左)現在は整備も進み、24年前の写真に写っているクヌギも、古墳の頂上で大きく育ちました。(写真:右)銚子塚古墳には他にも木が育っています。頂上(後円部)に登ると、前方部の方向(考古博物館の方向)を向いて左側に4本の木があります。一番右側がクルミの木、他はクヌギです。右側にはエノキが大きく育っています。 現在までに墳丘は芝を貼り、散策しやすいように新しい案内板・解説板・総合案内板設置などの環境整備を行いました。また、木もランドマークとして、時には夏の日差しをよけ、見学される方が涼をとることができるように、いくつか残されました。 自然のチカラ(写真)カミナリが落ちたクヌギの木 今年は、異常気象の影響で突然の豪雨とカミナリで、山梨県内も長い時間停電するなど各地で被害が出た夏でした。9月7日(日曜日)の豪雨とカミナリで銚子塚古墳にカミナリが落ちたという連絡があり確認に行きました。頂上にある1本のクヌギが被害にあっていました。枝の先から根元まで、木の皮をはがされたようになっていました。このような状態になっても、この木は生き続けることができるそうです。今年この木に実るドングリが心配ですが、他にも公園内のクヌギなどのドングリがたくさん実りはじめています。秋がもうすぐそこまで来ていますね。 |