トップ > 組織案内 > 県教育委員会の組織(課室等) > 埋蔵文化財センター_遺跡トピックスNo.168新居道下遺跡
ページID:8072更新日:2017年5月8日
ここから本文です。
南アルプス市の遺跡0006十五所遺跡-方形周溝墓-0010大師東丹保遺跡-網代-0108大師東丹保遺跡-遺跡から発見された地震のツメ跡-0149大師東丹保遺跡-木製品-0200大師東丹保遺跡-出土した種子は何?-0259大師東丹保遺跡-下駄-0287大師東丹保遺跡-扇子の骨組-0357大師東丹保遺跡-洪水に埋もれた中期古墳-0392大師東丹保遺跡-地震痕のある遺跡-0017二本柳遺跡-木棺墓-0122二本柳遺跡-福寿院跡-0164二本柳遺跡出土の擂鉢-0276二本柳遺跡-火きり臼-0023宮沢中村遺跡-昆虫・網代-0051仲田遺跡-田んぼ-0052百々遺跡-八稜鏡-0065百々遺跡-錘-0066百々遺跡-馬の骨-0101百々遺跡-洪水の跡-0136百々遺跡-浄瓶-0172百々遺跡-平安時代の住居跡-0269百々遺跡-黒色土器-0274百々遺跡-古代のウシ・ウマ-0077善応寺遺跡-祭祀の水場-0081油田遺跡-田んぼと木製品-0144油田遺跡-木製竪杵-0231油田遺跡-体験学習用の復元品-0084堤防遺跡No.23-堤防の内部-0409釜無川堤防跡遺跡-0105石橋北屋敷遺跡-道路跡・区画溝-0106村前東A遺跡-パレススタイルの壺-0241村前東A遺跡-手焙形土器-0250村前東A遺跡-住居跡-0286村前東A遺跡-S字甕-0139宮沢中村遺跡-茶碗の焼継ぎ-0163大塚遺跡-約1,700年前の家の跡-0168新居道下遺跡の住居跡-0216長田口遺跡の鏡片-0340向河原遺跡-水田跡と杭列- |
【新居道下遺跡から検出された遺構群】 新居道下遺跡は甲府盆地の西側、御勅使川扇状地(みだいがわせんじょうち)の扇端部に形成された微高地(びこうち)にあります。 遺跡は中部横断自動車道造成のため、平成3(1991)年に発掘調査が行われました。発掘調査では、古墳時代後期(今から1,500年ほど前)や奈良・平安時代(今から1,300~900年前)のムラの跡がみつかりました。とくに古墳時代後期のムラは4軒ですが、それでもこの時代の住居跡について興味深い発見がありました。
見つかった住居跡について【45号住居跡遺構検出状況】【45号住居跡遺物検出状況】 左上の写真中で、隅が丸く四角形に掘られていますが、これが古墳時代後期の住居跡です。この住居跡の床面からは大量の木炭や焼土が確認されており、火災によって住居跡が燃えてしまったと考えられます。住居跡の北壁にはカマドがみつかっていますが、カマドの周りからは、土師器がまとまって出土してます(右上写真)。 【44号住居跡遺構検出状況】【44号住居跡遺物検出状況】 【44号住居跡遺物検出状況】【調査風景】 44号住居跡のカマドの周辺からも遺物がまとまって出てきました。このような出土状況から、生活した跡を残した状態で住居跡を放棄したと考えられます。 ただし、45号住居跡のカマドの残り方が非常に悪いことから、カマドを壊した後に、意図的に住居跡を燃やした可能性も考えられます。 次の遺跡トピックスへ|遺跡トピックス一覧へ|一つ前の遺跡トピックスへ
|