トップ > 組織案内 > 県教育委員会の組織(課室等) > 埋蔵文化財センター_遺跡トピックスNo.0204美通遺跡
ページID:26471更新日:2017年6月16日
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都留市の遺跡
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美通遺跡は、都留バイパス建設工事に伴い、平成20年度から発掘調査が行われている遺跡です。平成20年度は10月から12月まで調査が行われました。今年度は、6月末から12月まで発掘調査を行う予定です。調査区はA~C区に分かれており、今回はB区の発掘調査の状況をお伝えします。 平成20年度の発掘調査についてはこちらをご覧ください→トピックスNo.0167No.0174 今年度のC区の発掘調査についてはこちらをご覧ください→トピックスNo.0201 美通遺跡B区の発掘調査
〔写真〕美通遺跡B区で発見された縄文時代前期末の竪穴住居跡 〔写真左〕住居跡中央にある炉の焼けた土 〔写真右〕住居跡から出土した土器片(十三菩提式土器[じゅうさんぼだいしきどき]) 写真左〕石器を作るときに飛び散った黒曜石の破片 〔写真右〕木の実などをすりつぶした磨石[すりいし] 集石土坑は、石がつめこまれた土坑で、肉などを熱した石で覆い、蒸し料理をした跡ではないかと考えられています。美通遺跡B区で発見された集石土坑は、穴の中に3~20センチほどの石が大量につめこまれていました。また、石の間には大量の炭が入っていたことから、石を熱したようすがうかがえます。 〔写真左〕集石土坑の表面 〔写真右〕集石土坑の断面(石と炭が大量に入っていました) 土坑(どこう):昔の人が掘った穴のこと。 2・・炉(ろ):食べ物を煮たり、暖房や明かりのために火を焚(た)いた場所のこと。 |