トップ > 組織案内 > 県教育委員会の組織(課室等) > 埋蔵文化財センター_遺跡トピックスNo.0250村前東A遺跡
ページID:32968更新日:2015年12月14日
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村前東A遺跡の住居あと 遺跡名村前東A遺跡(むらまえひがしAいせき) 所在地山梨県南アルプス市十五所・同市十日市場 発掘調査平成2年(1990)11月19日から平成8年(1996)12月26日 報告書山梨県埋蔵文化財センター調査報告書第157集 空から見た村前東A遺跡(矢印が133号住居) 村前東A遺跡は南アルプス市十五所から、同市十日市場にかけて広がる遺跡で、甲府盆地西部、釜無川右岸の御勅使川扇状地扇端部に位置しています。国道52号のバイパスと中部横断自動車道の建設事業に先立って発掘調査されました。この遺跡からは弥生時代(2300年前~)から後の時代の遺物、遺構を発見し、古墳時代の多くの土器や石器、鉄製品のほか、住居跡150軒などが見つかっています。今回紹介する133号住居跡もその古墳時代の遺構のひとつです。 133号住居跡は、大きさは、たて5.1m、よこ4.5m。家の形は、角に丸みをもった長方形をしています。柱の穴の跡は4本あり、この4本柱というのは村前東A遺跡で最も多く確認されている家のタイプであります。 写真ではっきりと確認できませんが、133号住居と、時代の違う2つの住居とかさなりあうように跡が確認されました。かつて家があった場所に新たに家を建てたことがわかります。古墳時代からこの場所は住みよい場所だったのかもしれませんね。
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