トップ > 組織案内 > 県教育委員会の組織(課室等) > 埋蔵文化財センター_遺跡トピックスNO.0337平林2号墳
ページID:44178更新日:2017年5月8日
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平林2号墳の勾玉旧春日居町の西北部の大蔵経寺山と吾妻屋山に挟まれた南斜面には40基あまりの後期古墳が分布し、春日居古墳群と呼ばれています。平林2号墳は、そのうちの1基で西関東連絡道建設に伴って平成10年度に発掘調査を行いました。 調査の結果、6世紀後半から8世紀初頭までの副葬品(装身具類、武器・武具、馬具類、鏡など)が数多く発見されました。下の写真は、その平林2号墳から勾玉が出土した様子です。 写真平林2号墳勾玉出土状況 勾玉について勾玉は、装身具の一種で曲玉と書くこともあります。勾玉とみなされるものは、縄文時代から見られ、牙、骨、石、土などでつくられ、半月形・半楕円形で穴が開けられています。特に古墳時代にいちじるしく発達し、大体長さ3cmぐらいの大きさです。形の起源は、胎児の形を模したとする説、月の形を模したとする説、破損した耳飾りを再利用したとする説などいろいろあります。 朝鮮半島においても、百済や新羅の古墳から硬玉のものが発見されており、相共通した勾玉文化圏がつくられていたかのようです。 この勾玉作りを、当センターが行っている出前支援授業や風土記の丘研修センターで体験することができます。 写真勾玉作り(勾玉ができるまで) 写真作品例
〈引用・参考文献〉
山梨県埋蔵文化財センター調査報告書第175集『平林2号墳』 「日本考古学用語辞典」学生社
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