トップ > 組織案内 > 県教育委員会の組織(課室等) > 埋蔵文化財センター_遺跡トピックスNo.392大師東丹保遺跡
ページID:59218更新日:2017年5月16日
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写真1:大師東丹保遺跡全景 大師東丹保遺跡(だいしひがしたんぼいせき)は、山梨県南アルプス市の南端に位置する13世紀(鎌倉時代)の村落遺跡です。本遺跡は、1993年4月から同年12月にかけて、甲西道路や中部横断自動車道の建設に際して発掘調査が行われました。 東日本大震災によって関東各地でも地割れや液状化による被害を受けました。なんと、この遺跡からも弥生時代後期から古墳時代初頭の地震痕が見つかっています。
写真2:畔を切る地割れ 地割れは、水田の畔を切っており、小さいながらも段差やずれを生じさせています。
写真3:噴砂断面 大きな地震によって液状化を起こすと、地下から泥水が噴出しそれに伴い砂が吹き出した痕跡が残ります。これが「噴砂」です。過去に大きな地震があった証拠です。 遺跡から地震の痕跡が見つかったということは、その場所でむかし地震があったことをはっきり示し何十年何百年後に、同様の地震が起きる可能性が高いといえます。 遺跡がもっている情報は過去の出来事だけでなく、将来に起きることを伝えるものであります。 ◆所在地:南アルプス市大師字東丹保 ◇時代:弥生時代・鎌倉時代 ◆調査期間:1993年4月12日~12月27日 ◇報告書:山梨県教育委員会1997『大師東丹保遺跡』 山梨県埋蔵文化財センター調査報告第131集
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