ページID:92703更新日:2019年12月20日
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遺跡トピックスNo.0506国指定史跡甲府城跡(甲府市)_稲荷櫓常設展の一部リニューアル
県指定史跡甲府城跡一覧
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0039県指定史跡甲府城跡-石垣
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0043県指定史跡甲府城跡-甲府城発掘展-
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0069県指定史跡甲府城跡-金箔瓦
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0119県指定史跡甲府城跡-石垣補修工事(H19)-
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0124県指定史跡甲府城跡-稲荷櫓-
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0127県指定史跡甲府城跡-整備された城跡-
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0129県指定史跡甲府城跡-道路の下から追手門-
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0141県指定史跡甲府城跡-滴水瓦-
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0146県指定史跡甲府城跡-石垣補修工事(H20)-
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0156県指定史跡甲府城跡-石垣補修工事(H17)-
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0161県指定史跡甲府城跡-詰石-
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0176県指定史跡甲府城跡-矢穴-
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0180県指定史跡甲府城跡-甲府城展-
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0183県指定史跡甲府城跡-おもしろ講演会-
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0189県指定史跡甲府城跡-石垣石材の加工-
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0198県指定史跡甲府城跡-石垣補修工事(H21)-
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0214県指定史跡甲府城跡-石垣補修工事と石工技術の体験-
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0225県指定史跡甲府城跡-「昔覚ゆる甲府城-築城技術と甲州石工文化-」展の開催-
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0232県指定史跡甲府城跡-「昔覚ゆる甲府城-築城技術と甲州石工文化-」展の開催-
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0244県指定史跡甲府城跡-鉄門の再確認調査-
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0257県指定史跡甲府城跡-野面積み-
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0261県指定史跡甲府城跡-鉄門の石垣-
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0278県指定史跡甲府城跡-鉄門復元事業-
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0283県指定史跡甲府城跡-「昔覚ゆる甲府城展」の開催-
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0285県指定史跡甲府城跡-狭間-
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0306県指定史跡甲府城跡-お城の排水施設「暗渠」-
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0295県指定史跡甲府城跡-ひらけ!玉手箱-
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0297県指定史跡甲府城跡-石工道具-
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0317県指定史跡甲府城跡-慶長一分金-
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0329県指定史跡甲府城跡-数寄屋曲輪の地鎮祭-
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0345県指定史跡甲府城跡-「ひらけ!玉手箱~よみがえる鯱」展の開催-
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0364県指定史跡甲府城跡-石垣補修工事-
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0389県指定史跡甲府城跡-石垣-
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0249甲府城跡-県庁構内の遺跡-
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0332甲府城跡-発掘された甲府の城下町展-
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0352甲府城跡-石垣普請-
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0362甲府城跡-県庁構内(駐輪場)発掘調査速報-
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0367甲府城跡-県庁構内(委員会室棟)発掘調査速報-
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0369甲府城跡-発掘された甲府の城下町~武田氏館と城下町-
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0370甲府城跡-鉄門の活用~鉄門イベント-
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0397甲府城跡-石切場跡-
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0408県指定史跡甲府城跡-石垣-
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0412県指定史跡甲府城跡-石垣の積み方-
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稲荷櫓は、平成16(2004)年4月に復元され一般公開が始まりました(関連遺跡トピックスNO.43,124)。平成18(2006)年11月28日からは、常設展「甲府城物語天下の要甲府城と城下町」と称して展示をおこなっています。
今年9月には1階の展示内容を一部リニューアルし、近年おこなった発掘調査の様子や出土品を見学できるようになっています。
そのほかの展示についても、来年度以降順次入れ替えなどおこなっていく予定です。一度訪れたことがある方も、ぜひ足を運んでみてください。
開館時間9時00分~16時30分(入館は16時00分まで)
入館料無料
休館日月曜日または祝日の翌日、年末年始(12月29日~1月3日)
どこが変わったの?
今回のリニューアルは、緑色で示した箇所の解説パネル、展示する出土品の入れ替えをおこないました。平成25~27年度中におこなわれた甲府城跡にあたる県庁敷地内の調査地点と甲府城下町遺跡の発掘調査の状況を写真パネルで紹介するとともに、甲府城下町遺跡から出土した猪口(ちょこ)、火鉢(ひばち)、お歯黒壺(はぐろつぼ)などの遺物約20点を展示しています。
甲府城下町遺跡出土品の展示
発掘調査現場のパネル
《リニューアル箇所で紹介している発掘調査地点》
◎甲府城下町遺跡駅前駐輪場地点(1)
所在地:山梨県甲府市丸の内一丁目地内
時代:近世
報告書:山梨県埋蔵文化財センター調査報告書第305集
関連遺跡トピックス:NO.426
◎甲府城下町遺跡旧柳町一丁目地点(2)
所在地:山梨県甲府市中央二丁目地内
時代:近世
報告書:山梨県埋蔵文化財センター調査報告書第308集
関連遺跡トピックス:NO.436,467
◎甲府城跡県庁構内(東門周辺(3)、前庭(4)・西門周辺地点(5)、委員会室棟地点(6))
所在地:山梨県甲府市丸の内一丁目地内
時代:近世
報告書:山梨県埋蔵文化財センター調査報告書第313集
関連遺跡トピックス:NO.367
発掘調査地点の位置(地図上の番号は上記の発掘地点にふられたの番号を示す)
そもそも発掘調査ってなぜおこなうの?
土木工事等の開発事業の届け出等があった場合、都道府県・政令指定都市等の教育委員会はその取り扱い方法を決めます。そして協議の結果、やむをえず遺跡を現状のまま保存できない場合には事前に発掘調査を行って遺跡の記録を残します(記録保存)。また、重要な遺跡についてその保護を目指して遺跡の内容や範囲を把握するため、あるいは史跡として保護されている遺跡の整備・活用や保存・管理上の必要に伴い遺跡の内容を把握するために行われる発掘調査もあります。
《引用:文化庁ホームページ》
これは昨年(2018年)甲府城跡稲荷曲輪にベンチを設置する前におこなわれた確認調査の様子です。
一見工事現場のようですが
よく見てみると
埋蔵文化財の調査中であることがわかるよう、このような表示をしています。
残念ながら普段は発掘現場の見学はできませんが、重要な遺構や遺物がみつかった場合などには現場説明会を開催し、埋め戻してみえなくなってしまう前に多くの人たちの目に触れてもらう機会をつくっています。また、「山梨の遺跡発掘展」、稲荷櫓や鉄門などでの展示を通して、発掘調査で明らかになった成果を発信しています。
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