更新日:2021年12月3日

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高冷地が育む甘いスイートコーン

吹野功容氏

吹野氏

今回は、令和2年度山梨県野菜共進会「スイートコーン(露地栽培・高冷地)の部」で最優秀賞を受賞した吹野功容さんに、スイートコーンの栽培についてお話を伺いました。

栽培についてのこだわり

栽培についてのこだわり

富士山麓の鳴沢村でスイートコーンの栽培をしています。作付面積は3,000~4,000平方メートルです。もとは会社員をしていましたが、4年前に県立農業大学校で短期研修を受講し、就農しました。
除草剤はなるべく使用したくないので、手作業で除草しています。丁寧に除草することで、害虫などが発生しにくく、品質の良いスイートコーンができます。また、鶏ふん堆肥を撒くなどしていますが、過剰に肥料を撒かないことで、環境にも優しい栽培を心掛けています。それに、無理矢理大きくしても、おいしいスイートコーンはできないと考えています。

甘くて美味しいスイートコーンのできる秘密

甘くて美味しいスイートコーンのできる秘密

作っている品種は「恵味(めぐみ)ゴールド」です。鳴沢の標高は約1000メートルで、夏場でも夜は冷えます。そのため日中と夜間の気温差が大きくなり、甘くて美味しいスイートコーンが出来ます。

新たな挑戦について

将来的にはスイートコーンの作付面積をもう少し増やしていきたいと考えています。また、スイートコーンは毎年新しい品種がどんどん出てきますが、それらの中で味がよく育てやすいものがないか、実際に栽培することで検討していきたいと思います。
さらには、スイートコーンを主軸にして、その前後でキャベツやハクサイなど別の品目を栽培できれば、安定した収益にもつながるので、現在試み始めているところです。

“おいしい未来”に向かって

“おいしい未来”に向かって

主に道の駅に出荷していますが、関東圏からも人がたくさん集まるので、様々な人に自分の作ったスイートコーンを食べてもらいたいです。
また、鳴沢の名産品として、スイートコーンが浮かぶ人はなかなかいないと思いますが、富士山の麓で育った、甘くて美味しいスイートコーンが有名となってブランド化されれば、より多くの人に食べてもらえるのではと期待しています。
これからも栽培技術の腕を磨いて、食べてくれた人全てに美味しいと言ってもらえるように、また、鳴沢をスイートコーンの産地として盛り上げられるよう頑張っていきます。

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