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ページID:106827発表日:2022年11月25日
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発表資料
富士山は、国内外から数多くの観光客や登山者が訪れる国内有数の観光地である一方、活火山であり、噴火はもとより落石など様々な自然現象から被害を軽減し、安心、安全を構築することが急務となっています。
このため、昨年度、「課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証(総務省補助事業)」を実施し、富士山においてローカル5Gなどの最新技術を活用できることを実証しました。
本年度、山梨県と国立大学法人東京大学大学院工学系研究科は、11月19日、富士山五合目において、新たにローカル5Gシステムと商用の低軌道衛星インターネットアクセスサービスを接続する技術実証に国内で初めて成功(山梨県調べ)しましたので、その成果を報告します。
※ 詳細は、別紙「関連資料 富士山で災害対策・減災活用を想定したローカル5Gシステムと衛星インターネットアクセスサービスを接続する技術実証に成功」を参考
① ローカル5Gに接続したスマートフォン等の端末から、ローカル5Gの先につながった低軌道衛星インターネットアクセスサービスを介し、インターネット通信ができることで、広く情報収集を行うことを可能とする技術実証に初めて成功 (別紙・図1参考)
② 有事の際に通信が必要な場所にローカル5Gを展開できるよう、システム全体を車等のモビリティに独立して整備できることを確認 (別紙・図2参考)
○ このことにより、一般事業者(自治体、大学など)が、被災時でも通信が可能なライフラインを、自ら構築できる可能性が示されました。
※ この実験は、昨年6月に県と東京大学で締結した連携協定に基づき実施したものです。
※ 今後も、5G/Beyond5G等次世代インフラを活用しつつ、火山防災対策に取り組みます。