トップ > 広報(広報誌・広報番組・発表資料) > 令和4年度の発表資料 > 富士山火山防災対策の推進に向けた実証実験の成果を報告します! ~富士山地域DX「安全・安心観光情報システム」の実現~
ページID:105592発表日:2023年2月1日
ここから本文です。
発表資料
富士山には多くの登山者や観光客の皆様に訪れていただいていますが、噴火など緊急時においては、登山者などの位置情報を把握した上で危険地域にいる方々に必要な情報を伝達し、避難していただくことが非常に重要となります。
一方で富士山は電源設備がほとんどなく、通信環境が脆弱であるといった課題があり、これらの課題に対応するため、県では令和3年7月に産学官が連携するコンソーシアム「FujisanDX」に参画し、ローカル5GやAIなど最新技術を活用した実証実験を実施しましたので、その成果を報告します。
※ 実証実験は、令和3年度・総務省「課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」に採択
○ 富士山の5・6・7合目にローカル5Gの基地局を仮設し、実証実験を実施
※詳細は、別紙「富士山地域DX「安全・安心観光情報システム」の実現」の成果ならびに今後の計画についてを参照
<技術実証>
(1)傾斜が、電波の伝搬に影響を与えない可能性を確認
<課題実証>
(2)【情報交換】山中で高解像度の映像と音声を円滑に情報共有できるシステムを構築
(3)【情報収集】定点観測で天候や登山者の状況などを把握する遠隔監視システムを構築
(4)【情報共有】溶岩流ドリルマップ等サイエンスデータに自分の位置を表示するアプリを
開発し、災害発生状況の可視化を実現
Fujisan DX … NPO法人中央コリドー情報通信研究所、山梨県、東京大学、NECネッツエスアイ(株)
(株)インターネットイニシアティブ、(株)ヤマレコの産学官が連携するコンソーシアム
※ 今後は、今回の実証成果を将来的に実装化していくための検討を行う予定です。