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ページID:40798更新日:2017年4月1日
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このページでは、山梨県内におけるニホンジカの密度に関する調査結果を紹介します。
ニホンジカ密度は八ヶ岳山麓、大弛峠周辺、富士山麓で高いことがわかりました。ただし、調査方法で傾向が一致していない箇所も少なくないことから、今後は同じ形式の調査を毎年続けていく必要があります。
糞塊密度は場所によって大きく異なっていました。八ヶ岳地域、大弛峠地域、富士山地域では特に糞塊密度が高い傾向が認められました。これらの3地域について5年前と比較すると、八ヶ岳地域や大弛峠地域は糞塊密度が増加している傾向が認められました。
本調査(2010年度)の糞塊密度調査結果。色が赤い箇所ほど糞塊密度が高いことを示す。数字は糞塊密度(糞塊数/km)。
(参考値)2005年の糞塊密度調査結果
区画法による目撃密度は、八ヶ岳地域、大弛峠地域、身延地域で高い傾向が認められました。糞塊密度の傾向と一致している箇所、一致していない箇所がありました。そのため、今後は今回のような複数のシカ密度に関するデータを、継続して収集していく必要があります。
本調査(2010年度)の区画法による目撃密度の結果。色が赤い箇所ほど目撃密度が高いことを示す。数字は目撃密度(シカ目撃数/km2)。