トップ > 組織案内 > 林政部 > 山梨県森林総合研究所 > 生産科 > 山梨県のニホンジカの密度調査

ページID:40798更新日:2017年4月1日

ここから本文です。

山梨県のニホンジカの密度調査

このページでは、山梨県内におけるニホンジカの密度に関する調査結果を紹介します。

概要

ニホンジカ密度は八ヶ岳山麓、大弛峠周辺、富士山麓で高いことがわかりました。ただし、調査方法で傾向が一致していない箇所も少なくないことから、今後は同じ形式の調査を毎年続けていく必要があります。

方法・結果

  • 調査期間:2011年11月
  • 調査方法:県内の約40箇所において、糞塊密度調査および区画法によるニホンジカ密度を調査。なお、調査は(株)野生動物保護管理事務所に委託した。
  • 結果の資料(PDF:944KB)
  • 結果1:糞塊密度調査

糞塊密度は場所によって大きく異なっていました。八ヶ岳地域、大弛峠地域、富士山地域では特に糞塊密度が高い傾向が認められました。これらの3地域について5年前と比較すると、八ヶ岳地域や大弛峠地域は糞塊密度が増加している傾向が認められました。

糞塊密度2011

本調査(2010年度)の糞塊密度調査結果。色が赤い箇所ほど糞塊密度が高いことを示す。数字は糞塊密度(糞塊数/km)。

 

(参考値)2005年の糞塊密度調査結果

糞塊密度2005

 

  • 結果2:区画法による目撃密度

区画法による目撃密度は、八ヶ岳地域、大弛峠地域、身延地域で高い傾向が認められました。糞塊密度の傾向と一致している箇所、一致していない箇所がありました。そのため、今後は今回のような複数のシカ密度に関するデータを、継続して収集していく必要があります。

区画法2011

本調査(2010年度)の区画法による目撃密度の結果。色が赤い箇所ほど目撃密度が高いことを示す。数字は目撃密度(シカ目撃数/km2)。

  • 注意点
    • 「糞塊」とは、一度に排泄されたと考えられる糞が10粒以上のもの、としています。
    • 糞塊密度と区画法の調査地点は近接しています。
    • 糞塊密度については、特に標高や温度による補正を行っていません。
    • 糞塊密度の単位は糞塊数/kmです。
    • 区画法の目撃密度はシカ目撃数/km2です。

 

ページの先頭へ戻る

このページに関するお問い合わせ先

山梨県林政部森林総合研究所 
住所:〒400-0502 南巨摩郡富士川町最勝寺2290-1
電話番号:0556(22)8001   ファクス番号:0556(22)8002

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

このページを見た人はこんなページも見ています

県の取り組み

pagetop