ここから本文です。
毎年、全国各地で、毒キノコ・有毒植物による食中毒が発生し、死者もでています。
知らないキノコ・植物は、採らない・食べない・売らない・人にあげないを徹底しましょう!
また、体調に異常を感じたら、直ちに医療機関を受診してください。
特に、春先から初夏にかけては、食べても安全な山菜や野草と間違えて、有毒植物を食べてしまったことによる食中毒が多く発生しています。
また、秋には、食用キノコと外見がよく似た毒キノコを食べてしまったことによる食中毒が多く発生しています。
山菜や野草は素晴らしい大地の恵みですが、天然、自然のものが何でも食べて安全なわけではありません。植物の中には、動物や昆虫に食べられないように、有毒な成分を自ら作るものがあります。人間がそのような植物を誤ってある程度以上の量を食べてしまうと、重症になったり、死に至ることもあります。
有毒な成分を含む植物による食中毒の危険は、山菜採りや野草摘みの際だけではありません。家庭菜園で、有毒な成分を含む観賞用植物を野菜と間違って採って食べてしまったことによる食中毒も起きています。
過去事例では、スイセン(有毒植物:写真左)の葉をニラやノビルと間違って食べたことによる食中毒、、イヌサフラン(有毒植物:写真右)の葉をギョウジャニンニクと間違って食べたことによる食中毒があり、いずれも死者がでています。
この他にも、安全に食べることができる山菜や野草、野菜と外見がよく似た有毒植物がたくさん知られているので、自然毒のリスクプロファイル(厚生労働省ホームページ)等を十分確認し、間違って採らない、食べないように注意が必要です。特に高齢者の方が有毒植物を誤って食べてしまい食中毒になるケースが数多く報告されています。
出展:有毒植物による食中毒に注意しましょう(厚生労働省ホームページ)
食用きのこと間違えられやすい毒きのこは、見た目が似ているだけでなく、食用きのこと同じ場所に生えていることがあり、見分けることが困難な場合があります。食用であると確実に判断できない野生きのこは、採らない、食べない、売らない、人にあげないようにしてください。混ざってしまった場合、後から見分けることは困難です。少しでも疑わしいと感じた野生きのこは採らないでください。
また、 「茎が縦に裂けるキノコは食べられる」、「毒キノコは派手な色をしている」等の言い伝えは誤りですので、自然毒のリスクプロファイル(厚生労働省ホームページ)等を十分確認してください。
知人から譲り受けたきのこによる食中毒も発生しています。必ず、自分自身で食用であるか確認し、疑わしい場合には食べないようにしてください。
かつては食用とされていたものの、食べると急性脳症のおそれがあることが判明したスギヒラタケを食べないようにお知らせしています。スギヒラタケは食べないで!(農林水産省ホームページ)もあわせてご覧ください。
毒きのこ以外にも食中毒を引き起こす自然毒(フグ毒、ウナギ類の血清毒、アワビ類光過敏症等)があります。 自然毒のリスクプロファイル(厚生労働省ホームページ)を確認し、注意してください。
フグ ウナギ
このページに関するお問い合わせ先