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令和7年3月28日(金曜日)、県庁防災新館410会議室において、第38回「ヴァンフォーレ甲府経営委員会」が開催されました。6名の委員と、(株)ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブから、佐久間代表取締役社長、横澤管理部副部長が出席しました。
佐久間社長から2024シーズン(令和6年)の事業報告がありました。その中で、(1)リーグ成績、(2)シーズン観客動員数、(3)クラブサポーター会員数、(4)地域との交流活動の実施状況等が報告されました。
昨年12月「山梨県立やまなしパラスポーツセンター」の指定管理者として指定を受けたことにより、2025年からは、スポーツを通して、障がい者の生きがい創出と社会参加の促進を図り、山梨県のより良い共生社会の実現を目指す活動を始めてまいります。クラブはこのような活動を通して、山梨県並びに各地域との間で「BEYOND FOOTBALL CLUB」フットボールクラブを超えた存在になることを理念に掲げて引き続き活動してまいります。
と報告されました。
次に、「2024シーズン(令和6年度)の収支報告」として、(1)営業収入が17億4,800万円、(2)経常利益が780万円、(3)当期利益が260万円と黒字を計上したことについて、昨年の営業収入から、大幅に減収することが当初から予想されていたうえ、物価高騰・円安などによる多くの費用増加なども含め、慎重な経営が試される一年となりました。ACL参戦などにより20億を超えた昨年の営業収入と比べると当然減収はしたものの、平均入場者数と各種会員数、広告料収入やグッズ収入、更には、選手の移籍金収入などが当初予測を上回る結果となったことから、安定した収支で着地することができました。
甲府サッカークラブ誕生から60年、チームがヴァンフォーレ甲府に改称してから30年の節目の年でもあります。経済情勢や、迫るシーズン移行など、クラブを取り巻く環境が目まぐるしく変化する中でも、計画的な経営を継続しつつ、節目の年にJ1昇格が果たせるように、チーム・フロント全員が「ソコヂカラ」を発揮し最大限の努力をしてまいります。と報告されました。
次に、「2025シーズン(令和7年)の目標」として、(1)シーズンシート会員数5,000口、(2)ヴァンクラブ(公式ファンクラブ)会員数7,500口、観客動員数8,500人(前年度実績8,274)、(3)広告料収入8億0,000万(前年度実績7億8,000万円)とすることが報告されました。
委員会として、2024シーズン(令和6年)の収支報告及び2025シーズン(令和7年)の目標等を了承するとともに、今後もヴァンフォーレ甲府を後押ししていくこととしました。