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更新日:2017年3月16日
山梨県は、豊かで良質な水を、将来にわたって保全していきます。健全な水循環を守り育てる「育水」という考え方を基本に、水源林、水質・水環境、地下水・温泉資源、飲み水の安全・安心、水景観などの保全活動に、積極的に取り組んでいます。
森林環境税の活用などにより、植林、間伐、下刈りなどを行っています。これにより健全で豊かな森林を維持し、水源涵養機能を強化します。
降水を貯留し、河川へ流れ込む水の量を平準化して、洪水を緩和するとともに、川の流量を安定させる森林の土壌の機能。また、雨水が森林土壌を通過することにより、水質が消化されることを指します。
FSC森林管理認証の基準に基づき、良質な水の供給につながる公益的機能の高い豊かな森づくりを推進しています
環境に配慮した適切な森林管理が行われていることを認証する「森林管理の認証(FM認証)」と、森林管理の認証を受けた森林からの木材・木材製品であることを認証する「加工・流通過程の管理の認証(CoC認証)」の2種類の認証制度。NGOであるFSC(ForestStewardshipCouncil:森林管理協議会)が運営する国際的な制度です。
森林の有する多面的機能が持続的に発揮されるよう、野生鳥獣や森林病害虫による森林被害対策を推進します。
山梨県地下水及び水源地域の保全に関する条例に基づき、水源地域における適正な土地利用の確保を図ります。
河川や湖沼及び地下水の水質汚濁の状況を定期的かつ的確に把握するために水質測定を行います。
地域特性を踏まえ、流域下水道・公共下水道・農業集落排水施設・コミュニティプラント・浄化槽など、生活排水処理施設の効率的かつ適切な整備を推進するとともに、適正な維持管理の徹底を促進します。
化学肥料及び化学合成農薬の使用の低減や農地等における化学物質による環境への負担の低減を図るとともに、家畜排せつ物の適正処理による水質汚濁物質の排出抑制を促進します。
山梨県地下水及び水源地域の保全に関する条例に基づき、事業者等に必要な指導を行うとともに、地下水採取量や地下水位を把握し、地下水資源の保全と適正利用を図ります。
温泉法に基づき、事業者等に必要な指導を行うとともに、泉温、ゆう出量等の経年変化や浴用、飲用の実態などを把握し、温泉資源の保護と適正利用を図ります。
水環境の保全その他快適な環境の保全・創造に関する活動に顕著な功績があり、広く他の模範となるものに対し、その功績をたたえるため表彰します。
水の大切さや様々な動植物を育む水辺環境の多様な価値などを伝える体験型の学習プログラムを実施するなど、身近な水辺環境を活用した環境教育、環境学習を推進します。
淡水魚や河川湖沼の環境に対する県民の理解を深めるため、「富士湧水の里水族館」において、淡水魚の展示や特別展、体験学習教室などを実施します。