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ページID:8366更新日:2017年2月9日
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荒川は、国師ヶ岳に源を発し、途中渓谷美を誇る御岳昇仙峡を経て南流し、笛吹川に合流する一級河川です。河川の勾配が急峻なため明治43年の大水害をはじめ、近くは昭和34年伊勢湾台風・昭和41年台風26号等々度々多大な被害を与えてきました。
そのため県は、荒川下流の河川改修工事を継続して行ってきましたが改修安全率は低く、集中豪雨に見舞われると大災害を被る恐れがあり、二次改修の必要性を迫られて来ました。本河川は、市街地を貫流しているため、用地取得は非常に困難であり、工費も莫大となることから、ダムによる洪水防御の方法が最も経済的と考えられ荒川ダムが建設されました。
また、甲府市を中心として発達したこの地域は、近年、産業経済の発展と生活文化の向上により、上水道用水の需要は急激に増加しています。
このため県は、荒川総合開発事業として多目的ダムを建設し、洪水調節に合わせて、甲府市に上水道用水を供給しています。
昭和44年4月 |
県単費にて予備調査開始 |
---|---|
昭和48年4月 |
国庫補助実施計画調査 |
昭和50年4月 |
建設事業採択 |
昭和53年3月 |
補償基準調印 |
昭和53年12月 |
ダム本体工事契約 |
昭和54年1月 |
仮排水路工事着工 |
昭和55年4月 |
仮排水路完成、本体掘削開始 |
昭和56年5月 |
ロック盛立開始 |
昭和56年7月 |
コア盛立開始 |
昭和56年10月 |
定礎式 |
昭和59年6月 |
本体盛立完成 |
昭和59年10月 |
湛水開始 |
昭和61年3月 |
完成 |
河川名 |
富士川水系荒川 |
流域面積 |
72.4km2 |
ダム名 |
荒川ダム |
目的 |
洪水調節 流水の正常な機能の維持 上水道用水の供給 管理用発電 |
位置 |
左岸山梨県甲府市川窪町 右岸山梨県甲府市高町 |
型式 | 中央遮水壁型ロックフィルダム |
堤頂標高 |
808.00m |
堤高 |
88.00m |
堤頂長 |
320.00m |
堤頂幅 |
10.00m |
堤底幅 |
340.00m |
堤体積 |
フィル堤体3,010,000m3 洪水吐コンクリート83,000m3 |
湛水面積 |
0.41km2 |
設計洪水標高 |
805.00m |
サーチャージ水位標高 (洪水時最高水位標高) |
800.90m |
常時満水位標高 (平常時最高貯水位標高) |
793.60m |
夏期制限水位標高 (洪水貯留準備水位標高) |
783.70m |
最低水位標高 |
767.00m |
総貯水容量 |
10,800,000m3 |
有効貯水容量 |
8,600,000m3 |
堆砂容量 |
2,200,000m3 |
洪水調節容量 |
洪水期5,300,000m3 非洪水期2,500,000m3 |
利水容量 |
洪水期3,300,000m3 非洪水期6,100,000m3 |
常用洪水吐 |
洪水期 ラジアルゲート1門 4.40m×4.00m |
非洪水期 スライドゲート2門 3.60m×3.60m |
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非常用洪水吐 |
自由越流方式横越流型 越流長85.0m クレスト標高800.900m |
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常用低水放流管 |
ジェットフローゲート1門 径350mm |
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非常用低水放流管 |
ジェットフローゲート1門 径1200mm |
名称 | 設備 |
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ダム警報局 | 有線制御、スピーカー |
猪狩警報局 | 無線制御、スピーカー |
仙娥滝警報局 | 無線制御、スピーカー |
天狗岩警報局 | 無線制御、スピーカー |
羅漢寺警報局 | 無線制御、スピーカー |
天鼓林警報局 | 無線制御、スピーカー |
千田橋警報局 | 無線制御、スピーカー |
平瀬警報局 | 無線制御、スピーカー |
桜橋警報局 | 無線制御、サイレン、スピーカー |
岩松警報局 | 無線制御、スピーカー |
長潭橋警報局 | 無線制御、スピーカー |
万年橋警報局 | 無線制御、スピーカー |
金石橋警報局 | 無線制御、スピーカー |
雨量観測局 | ||
---|---|---|
赤松平雨量観測局 | 黒平雨量観測局 | ダム雨量観測局 |
水位観測局 | ||
万年橋水位観測局 | 金石橋水位観測局 | 二川橋水位観測局 |