所有者の明示について
- 飼っている犬や猫などのペットに、所有者を明らかにすることはとても重要なことであり、飼い主の責務の1つです。
- 人間同士は言葉でコミュニケーションをとることができますが、人間と動物は共通の言葉でコミュニケーションをとることはできません。
- もし、迷子になっている犬や猫を保護して、早く飼い主の元へ返してあげたいと思っても、言葉が通じず、連絡先も分からなければ飼い主に伝えることができません。
- 迷子になった時、災害にあった時など、飼い主の元へ無事帰れるよう、しっかりと連絡先を明示しておきましょう。
※動物愛護管理法において、動物の所有者はその動物が自己の所有に関わるものであることを明らかにするための措置を講じることが努力義務となっています。
◎もし、迷子になってしまったら
所有者明示の方法
- 動物種によって様々な方法がありますが、複数備えることで確実性が増します。
- 屋内で飼養している場合であっても、逸走や災害など、万が一のことがありますので、必ず装着するようにしましょう。
マイクロチップ
- マイクロチップは動物の体内に装着するもので、各マイクロチップには世界に2つとない識別数字が記憶されています。
- 識別番号と所有者、連絡先などの情報を登録機関に登録すると、識別番号の照会により所有者が分かるようになります。
- 保健所や動物愛護指導センター、県内市町村にはリーダーを備えており、保護された際に読み取ることができます。
- 首輪などを外して逃げ出してしまった場合でも、飼い主を探すことができます。
※マイクロチップの情報は、自治体や警察が照会を行います。
マイクロチップについてはこちら
首輪
- 首輪を着けているだけでは、飼い主がいることは分かっても、飼い主の元へ帰ることは出来ません。
- 首輪に連絡先を記載する場合は、破損していないか、取れやすくなっていないか、連絡先等が読み取ることができるか、定期的に点検しましょう。
鑑札、注射済票(犬)
- 狂犬病予防法により飼い犬には装着が義務づけられています。
- 鑑札や注射済票は記載されている番号を市町村に照会することで、飼い主が分かります。
名札、迷子札
- 犬や猫の名前だけでなく、必ず飼い主へとつながる連絡先を書いておきましょう。
その他
- 飼っている動物種によって特別な識別器具がある場合は、 それぞれ応じたものを装着してください。(例:ハトの脚環など)