ページID:38358更新日:2021年8月30日
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みなさんは下水道のことをしっていますか?
このページでは、下水道のしくみや やくわりをしょうかいしています。
下水道のことをもっとしりたい人はここもみてね→スイスイランド(外部リンク 社団法人日本下水道協会)
川や海の水が、太陽のねつであたためられると、雲になり、やがて雨や雪となってふりそそぎ、ふたたび川や海へともどっていきます。
わたしたちが使っている水は、この「水のじゅんかん」のいちぶです。
川や海には魚などのたくさんの生き物がすんでいます。
ですから、使った水はきれいにしてから川や海にもどすことがたいせつです。
そのやくわりをしているのが、下水道です。
下水道ってなんだろう?
わたしたちが台所(だいどころ)、おふろやトイレなどで使った水は、地面の下にうめられた下水道管(げすいどうかん)を通り、よごれた水をきれいにする「浄化(じょうか)センター」にはこばれていきます。
浄化(じょうか)センターでは、魚がすめるくらいきれいな水にしてから、川へもどしています。
どうやって水をきれいにしているの?
浄化(じょうか)センターのなかには、いろいろな しせつがあります。
1 ちんさち
ここは、浄化(じょうか)センターの入り口です。よごれた水といっしょに流れこんできたゴミや すなをとりのぞきます。
2 さいしょちんでんち
さいしょちんでんち では、どろや こまかいよごれを、時間をかけてしずめて、とりのぞきます。
3 反応(はんのう)タンク
反応(はんのう)タンクには、目に見えないくらい小さな「びせいぶつ」がたくさんすんでいます。この びせいぶつがよごれを食べます。
4 さいしゅうちんでんち
よごれを食べて大きくなった びせいぶつは おもくなり しずむので、よごれと水をわけることができ、水がきれいになります。
5 しょうどくせつび
えんそなどの薬(くすり)や しがいせんで だいちょうきんなどを しょうどくし、きれいになった水を川へもどします。
浄化(じょうか)センターを見学してみよう
各浄化(じょうか)センターを見学することができます。事前(じぜん)に電話でもうしこんでください。
浄化(清流)センターのなまえ | 場所(ばしょ) | 電話番号 |
富士北麓(ふじほくろく)浄化センター |
富士吉田市下吉田4166 |
0555-22-2259 |
峡東(きょうとう)浄化センター |
笛吹市石和町東油川字北畑417 |
055-263-2738 |
釜無川(かまなしがわ)浄化センター |
南巨摩郡富士川町長沢1790 |
0556-22-8511 |
桂川(かつらがわ)清流センター |
大月市梁川町塩瀬800 |
0554-26-3401 |
トイレが すいせんになり、せいけつになります。
また、台所(だいどころ)からのよごれた水は下水道管(げすいどうかん)を通って浄化(じょうか)センターにはこばれるので、よごれたドブがなくなり、いやなにおいや蚊(か)・ハエの発生(はっせい)をふせぎます。
わたしたちが使ったよごれた水が、そのまま川へ流れていくと、川はどんどんきたなくなってしまいます。下水道はよごれた水を浄化(じょうか)センターへはこび、きれいにしてからもどすので、川や湖の水をきれいにしておくことができます。
まちにふった雨をすばやくあつめて、みずびたしになるのをふせぎます。
よごれた水をきれいにするときに出る「おでい」を、ひりょうや セメントにリサイクルしています。おでいとは、よごれや びせいぶつのかたまりを あつめた どろ のようなものです。
下水道では、わたしたちが使い終わった水をきれいにして、川へもどしています。
でも、たくさんの油などを下水道に流すと、とちゅうでつまったり、浄化(じょうか)センターでよごれを食べている びせいぶつが弱ったりして、水をきれいにすることができなくなります。
下水道できちんと水をきれいにできるように、つぎのことに気をつけましょう。
油を流すと、下水道管(げすいどうかん)のとちゅうでかたまってつまってしまいます。使いおわった油はリサイクルしたり、古新聞にしみこませてゴミとして出したりしましょう。
よごれのひどいフライパンやお皿は、紙でふきとってからあらいましょう。
かみのけを流すと下水道管(げすいどうかん)につまってしまいます。古い歯ブラシなどでこまめにそうじしましょう。
ティッシュペーパーは水にとけないので、トイレに流すと とちゅうでつまってしまいます。トイレットペーパーを使いましょう。