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ページID:826更新日:2015年1月23日
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Q1.用地平面図作成について計画図平面図をベースに作成をした場合、設計で作成した「D-・・・」と用地データ「S-・・・」の混在した図面で良いのでしょうか。
A1.国土交通省のCAD製図基準(案)において、該当するレイヤを修正しなければ、レイヤ名等は修正しないことになっておりますので、混在した図面で良いです。
Q2.CAD編集について(国)CAD製図基準(案)に準ずるとあり、図面の大きさA列サイズとありますが、今まで業務に応じて長尺FREEで作成していました。また文字の大きさは実測図三斜等の表現が難しい場合があります。協議により変更は可能でしょうか。
A2.協議により変更することは可能です。
Q3.「平板測量による成果はSFC形式にて電子納品する」についてですが、通常、平面図は大縮尺地形図図式に従って作成されます。
大縮尺地形図図式においては、文字の大きさ、線の太さ、線種そのものが図式であり、線の太さは1号から10号まで有ります。
線の太さで最も多く使用されているのが2号(0.10)、3号(0.15)、4号(0.20)です。
文字の大きさについては注記内容によって異なります。
CAD製図基準に従ってSFCファイルを作成する場合使用できる線の組み合わせは、
0.50,1.00,2.00
0.35,0.70,1.40
0.18,0.35,0.70
0.13,0.25,0.50
文字の大きさは2.5,3.5,5.0,7.0,10.0,14.0,20.0ということになります。
線種は実線で分割(この場合SFCからDMデータ作成不可)又はユーザー定義線種の使用線の太さは、どれかの線の組み合わせに割り振り、文字の大きさはこれらに合わせるという解釈でよいでしょうか。
A3.CAD製図基準(案)に無理に合わせる必要はありません。文字サイズ、線幅、線種については、作業規定の図式のままで作成し、レイヤー名と線色についてはCAD製図基準(案)に合わせて作成してください。ただし、測量CADからSXF形式に変換する際、線幅、線色、線種、注記データについては、建設情報標準化委員会の電子地図/建設情報連携小委員会で定めている「拡張DM-SXF変換仕様(案)」を参考に行ってください。
またDM(SIMA-DM)からCADへ変換する場合には、DMデータを作業規定どおりで変換し、線幅、レイヤー、線色、線データ、円データ、注記データの変換方法については「拡張DM-SXF変換仕様(案)」を参照してください。
Q4.CAD製図基準の表題欄の事について質問です。国土交通省のCAD製図基準(案)では、表題欄のサイズが60mm×100mmと規定されていますが、山梨県の「土木工事設計マニュアル道路編II(橋梁)」には70mm×95mmとなっています。どちらを採用すればよろしいでしょうか?
A4.国土交通省の「CAD製図基準(案)」も、山梨県の「土木工事設計マニュアル道路編2.(橋梁)」も、表題欄のサイズは標準を示したものにすぎません。土木製図基準等の大きさ(幅170mm以下)であれば、どちらを採用してもかまいません。
表題欄の様式、記載事項等につきましては、監督員と協議をしてください。
平成19年度以前に契約した案件の成果を電子納品する場合、国土交通省の電子納品チェックシステムを利用することになっていますが、CAD図面をチェックする場合、国ではP21(SXF)形式で納めることとなっているため、県で求めているSFC(SXF)形式のCADファイルをチェックできません。どのようにしたら良いでしょうか?
A5.国土交通省の電子納品チェックシステムによるCADデータのレイヤ名の確認については、P21形式のみ可能となっているため、当システムによるエラーチェックは一度SFC形式からP21形式へ変換したCADデータに対し行うものとし、その「チェック結果」を紙に出力し、「電子媒体管理書」(協議済エラー内容の欄にその旨を記す)とともに提出してください。なお、納品するCADデータはあくまでもSFC形式としてください。(平成17年7月27日、平成18年9月20日修正、平成20年1月16日修正)
Q6.CADデータはSFC形式で納めることとなっておりますが、このSFCに変換する際のソフトウェアはOCFの検定を受けているソフトウェアである必要はあるでしょうか?例えば「Jw-win」等は検定を取っていませんが、これは使用不可と判断するのでしょうか?
A6.県ではOCF検定を受けて合格したCADソフトを「推奨」しております。
必ずしも、OCF検定を受けているCADを使用しなければならないということではありませんが、検定を受けていないCADはSFCに変換したときにきちんと表示されない(表示枠が抜ける、ハッチングが表示できない、など)場合が多いことが予測されますので注意が必要です。
国土交通省の「CAD製図基準に関する運用ガイドライン(案)」では、SXFブラウザで表示されたものを「正」として扱うこととしています。よってSXFブラウザにて、SFCに変換したCAD図面の表示がSFCに変換する前のCAD図面の表示と同じかどうかを目視で確認して電子納品してください。
関連資料につきましては、CADデータ交換標準ソフトウェア利用規則第7条第1項に基づき、2014年4月9日をもちまして使用を中止し、Webサイト「SXFブラウザのダウンロード」の掲載を終了いたしました。
今後、SFXデータの表示や印刷等は、OCF検定に合格しているSXF対応ソフトウエアをご利用下さい。
http://www.ocf.or.jp/kentei/soft_ichiran.shtml
Q7.測量と設計業務が同時発注される「測量設計業務」の場合ですが、現況図のレイヤと計画図のレイヤは責任主体を
測量・・・S
設計・・・D
と分ける必要があるでしょうか?
(1)「主体ということで判断し、全て「D」にする。(2)「測量段階」と「設計段階」とを区分して「S」、「D」に分ける
(1)(2)のどちらでしょうか?
これは工事発注時にも同様の現象が起きることも考えられます。(S,D,Cの3つが混在)
A7.測量業務と設計業務を同時に一つの業務として発注された場合におけるCADデータのファイル名およびレイヤ名のライフサイクルおよび責任主体は、それぞれの業務成果毎で、使い分けてください。測量業務成果としてのCAD図面を作成する場合は「S」を、設計業務成果としてのCAD図面では「D」をライフサイクルおよび責任主体として用いてください。
なお、CAD製図基準(案)平成16年6月版、2-3-3レイヤ名(p12)に「また、責任主体は、該当するレイヤを修正したときのみ変更し、該当するレイヤを変更しない場合は、変更しないこととする」との記述があります。具体的には、設計業務における平面図で、測量業務で作成した地形図に設計計画等が記載される場合、現況地形レイヤ「-BGD」に設計段階で変更がない場合は、レイヤ名の責任主体は「S-BGD」のままとなり、設計段階で現況地形レイヤが変更された場合は「D-BGD」になり、責任主体が「S」と「D」が混在することになります。
よって、施工の段階でも、レイヤの内容に変更がなければ、S,D,Cのサイクルが混在することになります。(平成17年7月29日)
最新のCADでは、SXFVer2.0とVer3.0があるが、納品はどちらのバージョンでも良いのか?
A8.現在、国土交通省のCAD製図基準(案)では、SXFのVer2.0でCADデータを作成し納品することとなっております。
最新のCADでVer3.0に対応したCADでは、通常、Ver2.0かVer3.0のどちらかで保存するかの切り替えができますので、データを保存する際には留意してください。
現在、県土整備部で導入しているCADは、Ver3.0のデータに対応していませんので、必ずVer2.0で保存して納品してください。Ver2.0のデータであれば県土整備部のCADで問題なくみることができます。なお、県土整備部のCADで見れるデータについては数種のCADソフトによる動作確認検証等は必要ありません。
SXFのバージョンについては、国土交通省の「CAD製図基準に関する運用ガイドライン(案)平成21年6月」(国土交通省電子納品に関する要領・基準ページよりダウンロードできます。)のp63~p68を参考にしてください。
Q9.CADに用いる線種と文字の大きさについて
1.現況平面図において、現況(BGD)の表現を実線だけではわかりづらく見づらい図面になってしまうことが多々あります。そのため破線、一点鎖線を使用する場合、BGDのレイヤ一つに含めてしまっても良いのでしょうか。
2.現況平面図において、独立標高点等の数字は、CAD製図基準により決まっている最小の文字1.8では大きすぎる場合があります。そのような場合は任意のサイズでも良いのでしょうか。
A9.
1.1つのレイヤに複数の線種が含まれていても良いですが、その場合は、国土交通省の運用と同様、受発注者間の協議を済ませておいてください。
2.CAD製図基準(案)(平成20年5月)では、最小の文字は1.8となっております。もし、その他の任意の文字サイズを利用したい場合、国土交通省の運用と同様、受発注者間の協議により可能とします。
この場合、縮小印刷等を利用する場合についての確認をした後、文字高さを決定してください。(平成18年2月28日)