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ページID:1981更新日:2019年3月25日
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栽培部の業務内容
省力栽培を可能にするため、果房管理労力を削減できる植調剤の活用法、作業を単純化する整枝法等の開発を行っています。最近、問題となっているブドウの着色不良については、発生要因を解析し、品種群ごとの着色向上対策の確立に取り組んでいます。また、全国的に栽培面積が急増している「シャインマスカット」について、高品質安定生産技術の開発に取り組んでいます。
短梢せん定栽培の「巨峰」 GA1回処理による着色向上「ゴルビー」
LED電照による施設ブドウの果粒肥大 ハウス「シャインマスカット」の栽培試験
光が着色に及ぼす影響 上部支梗を利用した「シャインマスカット」
(「赤嶺」シアニジングループ)
ワイン産地山梨を維持・発展させるために、「甲州」の安定生産や、簡易で早期成園化が可能な栽培技術の確立、および醸造専用品種の高品質・安定生産技術の確立に取り組んでいます。また、台木品種の特性や、仕立てや整枝・剪定方法の違いがワイン品質に及ぼす影響について取り組んでいます。
仕立てと整枝剪定方法の比較(左:垣根仕立て、右:棚仕立て)
台木の違いによる果房への影響(メルロ) 台木の違いによる新梢伸長への影響(甲州)
(左:グロワール、中:101-14、右:3309) (左:グロワール、右101-14)
簡易雨よけ設置によるワイン用ブドウの 白色シート敷設による影響
高品質安定生産
(KW01:香りが強い) (KW02:多収量) (KW05:高糖度)
選抜された「甲州」3系統の果実
モモ、スモモ、オウトウの新しい栽培法に関する試験や、県内に適応した品種の選定を行っています。新しい仕立て方法の管理技術、安定した結実が得られる授粉技術、省力的な着果調整技術の開発や、ハウス栽培での安定生産技術の開発に取り組んでいます。
モモの早期着果調節(左:処理区、右:無処理区)
高温で退化したオウトウの胚珠
スモモの結実安定技術
モモ枯死障害の原因解明