ページID:22953更新日:2015年2月16日
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平成20年7月、わが国で開催された主要国首脳会議「北海道洞爺湖サミット」において、地球温暖化が主要議題とされ、温暖化防止に向けた新たな国際的枠組みについて本格的な議論が開始されました。地球温暖化は生態系の対応能力を上回る急激な気候の変化や異常気象による自然災害を引き起こすなど、私たち人類や生物の生存基盤を脅かす重大な問題です。豊かな自然に恵まれた本県においても国際社会の一員として、温室効果ガスの排出抑制など持続可能な社会の実現に向けた取り組みを積極的に推進していく必要があります。
そこで本県では、平成20年4月に環境やまなし創造会議を設置し、地球温暖化対策の推進をはじめとする様々な観点から、本県の総合的な環境政策の在り方について検討を進めて参りました。
昨年12月には、この会議での論議などを踏まえ、温室効果ガスの排出抑制を計画的に推進するとともに、県民や事業者等の地球温暖化防止に対する意識を高め、自主的な取り組みを促進していくことを目的として、「山梨県地球温暖化対策条例」を制定したところです。
今後、県民の皆様の積極的・主体的な参画をいただきながら、地球温暖化対策の総合的、計画的推進を図るとともに、「さわやか、やまなし」の実現に向け豊かな環境の保全と創造に取り組んで参ります。
本書は、山梨県環境基本条例第9条に基づき、平成19年度における本県の環境の状況及び環境の保全と創造に関し講じた施策を取りまとめたものです。多くの県民、事業者などの皆様に本書が活用され、環境への関心の一層の高まりや環境活動への具体的な取り組みにつながることを願っています。
平成21年2月