ページID:5488更新日:2024年4月24日

ここから本文です。

発達障害とは

  • 脳の機能的な問題が関係して生じる疾患であり、日常生活、社会生活、学業、職業上における機能障害が発達期に見られる状態を言います。アメリカ精神医学会の診断基準(DSM-5)(「精神疾患の診断・統計マニュアル第5版」)では、神経発達障害/神経発達症とも標記されます。
  • DSM-5では発達障害は、知的障害(知的能力障害)、コミュニケーション障害、自閉スペクトラム症(ASD)、ADHD(注意欠如・多動症)、学習障害(限局性学習症、LD)、発達性強調運動障害、チック症の7つに分けられています。一般的には、乳幼児から幼児期にかけて、特徴的な症状を呈するものを言います。ただし、小児期に症状が目立たず、学齢期や思春期あるいは成人に至って、学校や職場で問題が顕在化することもあります。
  • 発達障害の代表的なものとして、自閉スペクトラム症、ADHD、学習障害があげられますが、同じ診断名でも、知的障害の有無、子どもの個性や発達の状況、年齢、置かれている環境などの様々の要因によって多彩な症状を呈します。
  • 自閉スペクトラム症とADHDが、あるいはADHDと学習障害が重なり合うなどの点も特徴です。経過中に、精神疾患などを呈する併存症、二次障害にも注意が必要となります。正確な診断ができる専門医が比較的少ないため、医療機関を含めて様々な専門機関への相談が大切です。最近はとくに、顕在化しにくい発達障害として、吃音、チック症、トゥレット症候群、発達性強調運動障害、読み書き障害が注目されています。
  • 発達障害の場合、本人の怠慢や家族のしつけ・環境などが原因ではなく、基本的に脳の機能の障害から起こります。

それぞれの障害により状況は違いますが・・・・・・こんな特徴がみられることがあります。

  • 言語発達の遅れ(コミュニケーション)
  • 視線が合いにくい、呼んでも知らん顔、ひとり遊び(対人関係)
  • 友達と遊べなかったり、集団活動に参加できない。(社会性)
  • 変化を嫌う、本人なりの手順や遊び方にこだわる。(パターン化した行動)
  • 特定の物へのこだわり、偏食(興味・関心のかたより)
  • マイペースで指示に従わない。無理強いするとかんしゃくを起こす。
  • 勝手な行動をする。
  • 自分の気持ちをうまく伝えられず、かんしゃくを起こす。
  • 興味のあることを一方的にしゃべり、やりとりにならない。
  • 光、音や痛みなどの感覚に敏感だったり、逆に鈍感だったりする。
  • 多動で落ち着きがなく、衝動的な行動をする。
  • 読む、書く、計算するなどの一部だけが苦手。

【参考】

平成24年の文部科学省の調べでは、特別に支援が必要な人は小中学校の通常学級で学ぶ子どもの6.5%とされました。例えば、1学年100人3クラスの場合、1クラスに2人くらいは発達障害の子どもたちがいることになります。けっして、めずらしい障害ではないのです。

(注)この数字は、学級担任を含む複数の職員により判断された回答に基づくものであり、医師の診断によるものではありません。

発達障害の関連リンク

こころの発達総合支援センターtopへ戻る

このページに関するお問い合わせ先

山梨県子育て支援局こころの発達総合支援センター 
住所:〒400-0851 甲府市住吉2-1-17子どものこころサポートプラザ内
電話番号:055(288)1695   ファクス番号:055(288)1696

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

このページを見た人はこんなページも見ています

県の取り組み

pagetop