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ページID:71800更新日:2017年6月13日
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索引
あ行か行さ行た行な行は行ま行や行ら行わ行 |
縄文土器の形状で、出土量の多い深鉢型土器はおもに煮炊き用として、出土量の少ない浅鉢形土器は煮炊き以外の用途で使用されていたと考えられます。 下の写真は、縄文時代中期中葉の浅鉢形土器で、内側に曲がった口縁部にイノシシの装飾が付けられています。イノシシは縄文土器に装飾として付けられることが多い動物です。縄文時代の人々にとって、イノシシは狩猟の対象になる動物ということだけではなく、子供をたくさん生むことなどから、食料の豊作や子孫繁栄の象徴として、特別な存在であったようです。
美通遺跡B区4(都留市井倉地内)から出土したイノシシの装飾が付けられた(赤丸部分)浅鉢形土器
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