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ページID:4413更新日:2016年2月5日
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県指定史跡甲府城跡一覧
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甲府城跡〔こうふじょうあと〕甲府城跡は、昭和43年12月に県指定文化財(史跡)に指定されています。大切な文化財としての甲府城跡は、また舞鶴城公園として、広く親しまれています。 平成2年から10年あまりの間、公園整備事業として、石垣の改修や門・塀・櫓の復元などが進められてきました。 その結果、訪れる人も増え、整備前にくらべ「きれいになったね」という感想がよく聞かれ、催し物なども盛んになってきて、史跡に親しんでいただくシーンも多くなっています。 石垣メンテナンス平成15年度までの整備事業の中で、多くの石垣が解体修理等され、安全性が高められましたが、工法上の困難さから修理が実施されなかった箇所ものこっています。 上の写真の天守台石垣もその一つですが、石垣の一部(詰め石)が落下などのおそれがみられたため、写真のように足場を仮設して、点検・清掃・危険部位の除去・補強などの措置をとりました。 この事業の内容については、山梨県埋蔵文化財センター調査報告書第233集によって確認いただけます。 石垣に親しむイベントはじめのところで、史跡に訪れる方も増えたといいましたが、それにつれて石垣への落書きも増えてきて憂慮されるところとなっています。 もっと石垣の価値について理解を深めていただき、石垣に親しみをもって石垣を大切にするようになれたらと、イベントを開催しています。 現在の改修箇所について現在、舞鶴城公園(甲府城跡)をよりよい公園とするために、部分的な改修が進められています。 一つは、公園北側のJR身延線に面した市道の付け替えを内容とする工事で、古い石垣から車道や歩道を離して、安全性を高めるため工事です。 もう一つは公園南側の自由広場の北側斜面でのものです
ここには甲府城が築城されたときの土台となった、一条小山と呼ばれる岩山の面影が残る場所で、露頭する安山岩の岩脈に、石を切り出す際に付けられた「くさび穴」(矢穴)が残されており、「石切場跡」として紹介されているところです。 周辺ののり面が不安定だったため、園路を含めた整備が進められております。ご不便をおかけしますが、まもなく完了の予定ですので、完成後には綺麗になった石切場で甲府城の歴史にふれてみていただけたらと考えています。
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