トップ > 組織案内 > 県教育委員会の組織(課室等) > 埋蔵文化財センター_遺跡トピックスNo.0079 平林2号墳
ページID:4384更新日:2016年2月8日
ここから本文です。
笛吹市の遺跡0014経塚古墳-復元古墳-0217経塚古墳-内部構造-0251経塚古墳-石室の石積み-0280経塚古墳-列石-0396経塚古墳-八角形の意味-0019桂野遺跡-石皿・磨石-0100桂野遺跡-陥し穴-0111桂野遺跡-前期土偶-0262桂野遺跡-縄文時代前期の住居跡-0265桂野遺跡-土器に描かれた物語-0020四ツ塚古墳群-玉類-0235四ツ塚古墳群-装身具-0022狐原遺跡-墨書土器-0059平林2号墳-副葬品-0079平林2号墳-青銅鏡-0102平林2号墳-ガラス玉-0202平林2号墳-馬具類や装身具類-0240平林2号墳-勾玉-0337平林2号墳-勾玉-0081身洗沢遺跡-田んぼと木製品-0230身洗沢遺跡-プラント・オパール-0339身洗沢遺跡-農具の今と昔-0125水口遺跡-柄鏡形敷石住居跡(1号住居跡)-0355水口遺跡-敷石住居跡(3号住居跡)-0135花鳥山遺跡-エゴマ種子塊-0194花鳥山遺跡-縄文時代の食生活を知る遺物-0199花鳥山遺跡-世界最大級の縄文土器?-0406花鳥山遺跡-耳飾り-0145竜安寺川西遺跡-発掘調査速報-0155竜安寺川西遺跡-発掘調査速報2-0165竜安寺川西遺跡-発掘調査速報3-0179竜安寺川西遺跡-ミニチュア土器-0147境川中丸遺跡-発掘調査速報-0157境川中丸遺跡-発掘調査速報-0181境川中丸遺跡-S字状口縁台付甕-0148一の沢遺跡-縄文時代中期の住居-0293一の沢西遺跡-ヒトをモチーフにした土器-0307一の沢遺跡-縄文土器-0350一の沢遺跡-みんなで応援しよう!「ミュージアムキャラクターアワード2012」のいっちゃん-0150稲山遺跡-発掘調査速報-0160稲山遺跡-発掘調査速報2-0170稲山遺跡-発掘調査速報3-0209稲山遺跡-常滑甕-0229稲山遺跡-すり鉢-0288稲山遺跡-かわらけ-0151三光遺跡-発掘調査速報-0166三光遺跡-発掘調査速報5-0171三光遺跡-発掘調査速報6-0186三光遺跡-耳飾り他-0173二之宮遺跡-食材をふかす道具-0284二之宮遺跡-置きカマド-0219亀甲塚古墳-盤龍鏡-0264亀甲塚古墳-碧玉製管玉-0234御坂中丸遺跡-縄文時代早期-0275馬乗山2号墳-甲府盆地最後の前方後円墳-0331地耕免遺跡-斎串と馬の歯-0354中丸東遺跡-縄文時代前期の土器と古墳時代の住居跡-0356石橋条里制遺構-古代の土地区画整理-0371太鼓畑遺跡-調査概要-0382六ッ長遺跡-調査概要- |
平林2号墳(ひらばやしにごうふん)
甲府市から笛吹市にかけての甲府盆地北縁部には多くの後期から終末期にかけての古墳が分布しています。これらは大きく3つのグループに分かれており、東より春日居古墳群、大蔵経寺(だいぞうきょうじ)古墳群、横根・桜井古墳群と呼ばれています。平林2号墳は、この中の41基からなる春日居古墳群に属しています。発掘調査は西関東連絡道建設に伴って平成10(1998)年度に実施され、6世紀後半から8世紀初頭までの副葬品が数多く発見され注目を浴びました。
所在地:笛吹市春日居町鎮目 時代:古墳時代後期~終末期 報告書:山梨県埋蔵文化財センター報告書第175集2000年(平成12年)刊 山梨県教育委員会山梨県埋蔵文化財センター 〈写真〉調査前の様子 出土した青銅鏡〈写真〉珠文鏡ほか出土状況 〈写真〉保存処理を終えた青銅鏡(右:櫛目文鏡左:珠文鏡) 珠文鏡の直径は約7.5cmで腐食が進んでいて判断は難しいのですが主文様である珠文が2列に配置されているように見て取れます。櫛目文鏡は直径約6.1cmで良好な造りとなっており、紐(ちゅう)の外側に4条の圏帯(けんたい)が巡らされ、その外側に幅3.5mmの放射状に櫛目文が配されています。現在のところ5世紀から6世紀になるにつれて鏡は小型化する傾向にあるといわれています。この2面の青銅鏡も石室形態や他の副葬品などから6世紀代に製作されたものと考えられます。
平林2号墳出土の副葬品についてはNo.0059
次の遺跡トピックスへ|遺跡トピックス一覧へ|一つ前の遺跡トピックスへ
|